この連載では「ソシャゲの秘密」をプログラマーの観点から書いていこうと思っています。

 ただ、いきなりガッカリさせるようなことを言うと実は、具体的なプログラミングとしてはソシャゲも別に普通の「ゲーム」と何も変わりません。ソシャゲといえども普通のゲームと同じく、プログラムとデータがあって、プレーヤーの入力に従って表示するデータを変えるのが動作の根本です。

 最近は、ソシャゲが主に遊ばれるスマートフォン(スマホ)では、3Dライブラリーの「OpenGL」が普通に使えるし、生意気にも「プログラマブルシェーダー」が使えたりします。

 OpenGLはもともとパソコンやワークステーションを前提としたライブラリーですし、3D描画の条件をプログラマーが自在に変更できるプログラマブルシェーダーに至ってはちょっと前まで3DCG専用ワークステーションやゲーム専用機でしか使えない「高級品」でした。

 スマホはインターネットにつながりますし、ストレージだって何Gバイトもあります。つまりもはやいっちょまえのコンピュータなのです。だから、そのプログラムも普通のゲームとあまり変わらない規模と複雑度になってきています。

 確かにかつての携帯電話機向けのゲームでは、非力なCPU処理能力や貧弱なメモリー、ストレージをやり繰りする独自のプログラミング技術が必要でした。しかし今のスマホ向けゲームのプログラミングは家庭用ゲーム機やPC向けと大きく違わないのです。

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