今回は介護業界全体を活性化させるイノベーションとして、少し変わった視点から話をします。「SUSHI(寿司)」や「KARAOKE(カラオケ)」に続いて、「KAIGO(介護)」が世界の標準語になる可能性を感じる出来事がありました。それは1951年にイギリスで始まったミスコンテスト「ミス・ワールド」に、2018年から「ミス介護&福祉賞」が新設されたことです。

ミス介護&福祉賞のプレゼンターを務めた(写真:ミス・ワールド・ジャパン提供)
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 ミス・ワールドは水着審査を廃止しており、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」を審査に組み込んでいます。見た目の美しさだけではなく、知性や社会貢献を評価する大会なのです。ミス介護&福祉賞も同様に、介護・福祉業界での貢献などを審査員が評価します。

 日本における社会福祉・貢献活動として、多くの人が児童養護施設や介護施設などでボランティア活動などを行っています。特に超高齢社会の日本特有の保険制度である「介護」は世界に比べて充実した社会保障制度です。グローバルに比較した観点からも日本独自の制度に対する貢献を表彰する「ミス介護&福祉賞」が創設されました。

 2018年に新設された「ミス介護&福祉賞」には次の3人の方が受賞しました。花田 歩さん(不動産会社勤務)、森 乃重子さん(慶応義塾大学)、杉山 冬香さん(関西学院大学)です。それぞれ介護福祉に関する活動や考え方などが評価されました。