“遠隔介護”の時代へ(page 3)

2018年度同時改定でテレビ電話・テレビ会議が解禁

2018/05/08 10:00
山本 拓真=カナミックネットワーク 代表取締役社長

「フレイル予防」の観点での改定にも注目

 もう一つ、今回の同時改定での注目点として、介護の質に対する評価の拡充についても触れておきたい。今まで、各介護サービスに対しては「ストラクチャー評価・プロセス評価・アウトカム評価」のそれぞれについて、加算される内容にバラツキがあった。

 しかし、今回の同時改定によって、ほぼ全てのサービスにリハビリ(機能向上連携)や栄養に関わる加算が整備された。高齢化に伴う虚弱化を防ぐ目的を全てのサービスに持たせることは、各サービスの目的の共通化において重要なメッセージであると思う。

主な介護サービスにおける介護報酬上の質の評価項目(図:厚生労働省の資料より)
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 これはまさに、昨今注目されている「フレイル予防」の観点での法改正であると受け止めている。心身機能の向上および生活機能や社会性の向上という観点で、全ての介護サービスが同じ方向を向いてプランニングされていくことで、高齢者が陥りやすいフレイルを予防していけるのではないかと考える。

 このように多職種が同じ方向を向くことが重要視されてくると、他法人の多職種がどう考えてプランを立てているのか、どう個別サービス実施の評価をしているのか、などといった情報をできるだけリアルタイムに知りたくなってくるはずだ。つまり、今後は医療・介護サービス事業者がICTを利用して情報共有をしていくシーンと情報量が増えてくることが想像できる。

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