35年前の金型も利用

 金型を仕上げた後、その金型を用いて射出成形して各パーツがついた「ランナー」状態で成形します。プラモデルの場合、金型造りと製造・成形を異なる拠点で行うと、成形品の品質を保つのが難しくなる。金型も修理しにくくなります。

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 我々が利用する金型は種類が多い上、修復をしながら長期間利用します。金型修理は国内でしかできません。初期のガンプラを作った1980年代から利用している金型をまだ多数使っています。これまで作った金型で廃棄したのはありません。

 多色成形技術は我々が得意とするところです。1つのランナーを、最大4色に色分けして造れます。射出成形機は、独自の開発品です。初期のころは、ドイツメーカーのものを改造し、4色成形のためにシリンダーを4つ付けていました。現在、ホビーセンターにある射出成形機は、バンダイ向けにカスタマイズしています。この多色成型樹は現在17台あります。