企業による“人材のシェアリング”を提唱する人材コンサルティングのスタートアップ企業、サーキュレーションで関西支社長として活躍する笹島敦史氏。まだ30代前半と若い笹島氏ですが、既に2回の転職を経験する“今ドキの若手”らしい経歴の持ち主でもあります。一体、どんな経験から転職を決意するのでしょうか。今回は笹島氏自身の経歴について、リンカーズ大阪支店長の北中萌恵氏が聞きました。

リンカーズ西日本統括部長の北中萌恵氏。(撮影:大亀京助)
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北中氏:今や、会社を大きくしてメンバーを束ねようというポジションにいるわけですが、そこに至るまでの笹島さんご自身の経歴も面白いですよね。ご紹介いただけますか。

笹島氏:関西といっても中の地域によって差がありますから、いつも都合よく言い換えたりしているのですが(笑)、正確には奈良生まれ神戸育ちです。新卒で入社したのは三井住友銀行、もともとは銀行員でした。

 最初に担当になったのは東大阪、「ザ・ものづくり」の街ですよね。それが初めは嫌だったんです。自分は“神戸ボーイ”ですから(笑)、東大阪というと“油臭い町”というイメージしかない。ものづくりに興味もないし、正直「なぜ私が・・・」と思っていました。

 でも、実際に東大阪の地域に行き、社長にたくさんお会いするうちに、どんどん好きになっていった。なぜかと言うと、めちゃくちゃ怒ってもらったんです。

 今でも忘れられないのは、初めて決算書を握りしめて訪問をした1社目の企業、あるネジ工場です。社員は20人。私が防音カーテンを開けて工場に入ったら、その社長がネジをくわえて出てくる。「三井住友銀行の笹島です」と伝えると、「おう、お前か。電話の奴やな」と言われる。で、オフィスに入って話をするんです。

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