伊本貴士=メディアスケッチ 代表取締役 兼 コーデセブン CTO、サートプロ IoT技術講師、IoT検定制度委員会メンバー
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 2016年の1年間、IoT(Internet of Things)に関する講演や教育活動、そして本コラムの執筆活動を通じて、私はたくさんの人とお会いしました。中でも多かったのが金融機関の人たちです。実は、弊社に最も多く問い合わせをいただいたのが金融機関なのです。

 これまで金融機関の方から声が掛かることはほとんどありませんでした。でも、私は技術者なので、特に不思議に感じたことはありません。それがこの変わりよう。聞くと、「どのように取り組んでいけばよいのか、専門家のアドバイスが欲しい」とのこと。IoTや人工知能、そして「第4次産業革命」という新しい時代を迎えるに当たり、金融機関は対応策を懸命に探しているのです。

 今後数年間は第4次産業革命と呼ばれる時代になると私は考えています。これは従来とは異なり、IT企業が宣伝用に作り上げた造語ではありません。経営学やマーケティングの最先端を研究する世界の教授たちが認めている「事実」なのです。その証拠に、政府系銀行や地方の信用金庫、証券会社などさまざまな金融機関がIoTに注目し、真剣に取り組み方を考えています。