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渡辺史敏の「米スポーツ産業ヘッドライン」

総合格闘技や投てき競技も、トラッキングが“標準ツール”に

2018/12/03 05:00

渡辺 史敏=ジャーナリスト

アメフトでキック軌道を表示

 FlightScopeが陸上競技に乗り出したのに対して、同じくドップラーレーダーによる測定でメジャーリーグ(MLB)のトラッキングシステム「Statcast」に寄与しているトラックマン(Trackman)が新たにサービス提供を開始したのが、プロアメリカンフットボールNFLである。日曜夜に行われるサンデーナイトフットボールを放送するNBCに対し、フィールドゴールのキック弾道を同社が測定し、画像提供しているのだ。こちらはファン向けの新たな画像サービスと言えよう。

トラックマンは、NFLに対してキック弾道を同社が測定し画像提供をするサービスを開始した。NBC Sportsのプレスリリースより
(図:NBC Sports)
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 また、プロアイスホッケーNHLが2019-2020シーズンを皮切りに、リーグ自体がオーナーシップを持つパックと選手の動きをトラッキングするシステムを開始すると発表した。スポーツ賭博の解禁もあり、こうした分析データの重要性が高まっていることもあって今回の判断に至ったようだ。ただ、NHL自身が技術開発できるわけではないため、今後どのような技術系企業と提携していくのか注目だ。