二次流通平均価格が2800ドル

 利用量が多かったデータは、米アップルのiCloudのデータで10.8TBに上った。利用されたアプリではソーシャルアプリが最も多く、計2.8TBのデータ利用があった。これは昨年より9%増となっている。サービス別ではInstagram、Facebook、Snapchat、Twitterの順となっている。ストリーミングではiTunes、Youtube、Uplynkが多かったが、Netflixも74GB利用されている。

 なぜ、これほどまでにWi-Fiの利用が多いのか。一つにはスーパーボウルは米国の人気スポーツイベントの中でも、特に来場者の発信需要が高いことがある。このことはスマートフォンよりも以前に、携帯電話が普及し始めた頃から通信業界では知られてきた。

 そのことを端的に示すのが「今、どこにいると思う?スーパーボウルだ」というフレーズである。テレビ中継の視聴率が40%を越え、今回チケットの二次流通平均価格が2800ドルだったスーパーボウルを生観戦することは、まさしく特別な体験なのだ。そのため、自慢の発信欲求もとてつもなく高いのである。そのため、スマートスタジアム出現前の会場は携帯電話がつながらないことで有名だった。元々高い需要とソーシャルメディアの普及に施設側が追いついた格好だ。

 さらに今回大きく伸びた背景には、NFLの公式携帯電話スポンサーである米ベライゾンの働きもあった。本来スタジアムのネットワークスポンサーは米AT&Tなのだが、試合に当たってスタジアムのWi-FiのSSIDが「ATTWiFi」から「#SBWiFi」に変更され、ベライゾンのユーザーは自動接続機能によって自動的にWi-Fiを使用する設定にされたのである。