■株式会社日本マイクロMIMホールディングスの概要
【創業】1972年
【資本金】1000万円
【代表】代表取締役社長 田中 茂雄
【社員数】40人
【住所】大阪府寝屋川市池田北町26番1号
【得意な微細加工】複雑・中空形状の微小金属部品を高精度に量産化

高精度MIM技術のリーディングカンパニー

 金属粉末を原料とした射出成形により複雑・異形状の微小金属部品を量産するMIM(Metal Injection Molding)技術において、日本国内で最先端の領域を走る企業が日本マイクロMIMホールディングスです(同社は2017年12月の設立で、本コラム第27回で紹介した太盛工業を傘下に持ちます)。

 一般的にMIMの製造技術は、原材料に大きく依存します。近年では欧州の大手材料メーカーによる原材料の規格化も進み、そういった企業から原材料を買うことで成形の条件などの情報を同時に得られます。

 こうした背景もあり、近年では中国・インドといった新興国でもMIMでの金属部品量産を手掛ける企業が爆発的に増加しています。半面、その結果「MIMは精度が出ない」「MIMの形状自由度は意外に低い」「MIMは材料に限りがある」といったイメージを持っている開発・設計エンジニアも増えているようです。

 その中で日本マイクロMIMホールディングスは、前述のような規格化されたMIM技術では実現不可能な微細かつ複雑形状を高精度で成形するMIM量産技術を確立しています。例えば、図1で示すような事例は、一般的なMIM製造技術では実現不可能といわれます。

 同社は実現可能なサイズ・形状の範囲が広く、さまざまな材料を幅広く取り扱えるのが特長です。対応できる材料はステンレス鋼(SUS)、チタン合金、貴金属、軟磁性金属など。国際的なMIMのリーディングカンパニーであるといえます。

図1 規格化された一般的なMIMでは製造不可能なワーク事例
μ-MIMによるステンレス マイクロパイプ
μ-MIMによるステンレス マイクロパイプ
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MIMによる世界最小サイズの逆止弁
MIMによる世界最小サイズの逆止弁
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モジュール0.2以下のマイクロ内歯ヘリカル歯車
モジュール0.2以下のマイクロ内歯ヘリカル歯車
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μ-MIMによる微小構造の成形 マイクロリアクター
μ-MIMによる微小構造の成形 マイクロリアクター
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μ-MIMによる微小構造の成形 逆テーパ微細構造
μ-MIMによる微小構造の成形 逆テーパ微細構造
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