ディスプレーの国際カンファレンス「Display Innovation CHINA 2016/Beijing Summit」(2016年11月1~2日、中国・北京)の初日午前、地元中国からはBOE Technology Group社(京東方)とChina Star Optoelectronics Technology社(CSOT、華星)が講演した。

 BOE社SVP&CTOのGuanshan Tong(同関山)氏は講演の冒頭で「BOE社は全てのディスプレー技術と応用に対して全面的に対応する」と述べ、それぞれの技術を一つひとつ紹介した(図1)。CSOT社Vice PresidentのHanshu Che(車漢〓、〓は「樹」の木へんがさんずい)氏は、第8.5世代(G8.5)生産ラインで大画面テレビ用パネルを量産することから始まり、現在は第6世代(G6)生産ラインでの低温多結晶Si(LTPS)パネルや有機ELパネルの生産へと展開している状況を説明。さらに、第11世代(G11)と呼ぶ新規生産ラインの建設と75型有機ELテレビ用パネルの生産計画を明らかにした。

BOE、「ディスプレー技術を全方位で推進」

 BOE社のGuanshan Tong氏が一つひとつ説明したディスプレー技術とその応用は、高精細、HDR、大画面、高輝度、超薄型、狭額縁、異形、タッチパネルの全サイズへの適用、フレキシブル、スマート化(大画面タッチパネル、ミラーディスプレイ、防油汚、透明ディスプレー)、医療用途(裸眼3D、VR/AR、高コントラスト、遠隔医療用の高精細)、車載用途(デュアルビュー、ジェスチャー入力/音声操作、ヘッドアップディスプレー)、ヘルスケア用途(ウエアラブルのためのフレキシブルディスプレー、ウエアラブルセンサー、デジタル化との融合)、VR/AR用途(スポーツ観戦、教育、ゲーム、製造現場での活用)、公共用途(銀行、美術館など)と多岐にわたる。

 こうした多彩なディスプレーの応用の可能性と、それらに使われる技術についてTong氏は紹介した。その中でTong氏は、「これまでのようなディスプレーのハードウエアを提供するだけでなく、今後はスマート医療の方面にも進出していく」と強調した。

図1 講演するBOE社のGuanshan Tong(同関山)氏と、同社が対応するディスプレーの応用分野
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