ディスプレー関連の国際カンファレンス「Display Innovation CHINA 2016/Beijing Summit」が2016年11月1日に、中国・北京の民航国際会議中心で開幕した。11月2日まで、2日間にわたり開催される。昨年は、中国パネルメーカーの“爆投資”が話題だった。中国の戦略は爆投資だけにとどまらない。“ディスプレー大国”となった中国が次に目指すのは、自らイノベーションを起こして大競争時代を勝ち抜く“ディスプレー強国”になることだ。

「中国製造2025」「インターネットプラス」に新ディスプレー

講演する、国家工業和信息化部 電子信息司処長の王威偉氏
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 中国の国家レベルの計画として掲げられた「中国製造2025」と「インターネットプラス(互聯網+)」。前者は中国製造業の10カ年計画であり、“製造大国”から“製造強国”へ進化・発展させることを目指すものである。後者は、IoT(Internet of Things)と製造業の融合の推進、電子商取引、産業インターネット、インターネット金融の発展を促進するものだ。

 これらの計画を重点的に進める分野の1つとして“新ディスプレー”が位置付けられていることを、今回、中国国家工業和信息化部 電子信息司処長の王威偉氏は指摘した。新ディスプレーは、今後の応用市場の拡大と、産業の発展の鍵を握る。中国でも、有機EL(OLED)、低温多結晶Si(LTPS)、酸化物半導体、第10.5世代(G10.5)製造などの新技術の開発が活発に進められている。こうした新技術の開発を、政府も国家レベルで強力に支援していくことになる。

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