最後の砦を軽視していませんか

 本来の検図を行うために、開発計画時にDRと同じように検図の時間も確保できるようにしてみてください。そのためには検図に対する重要性や意識改革も必要です。検図は設計品質を確保するための「最後の砦」なのです。その砦を絶対に軽視してはいけません。

 検図の時間をあらかじめ確保したために目標とする品質や性能に到達しなかったというのは「言い訳」です。目標とする品質や性能に到達できないのは、検図の時間を確保したために開発の時間が短くなったからでははありません。開発のインプットの曖昧さや評価基準が明確になっていないことによる評価のやり直しなど、検図以外にムダな時間をかけてしまったことが原因だと思います。

 私は、設計改善としてプロセスを見直すことは大切だと思います。しかし、それだけではダメなのです。このように検図の重要性を知ることこそ、設計品質が今よりもさらに改善する「カギ」だと考えています。

 この記事を読んでいる皆さんの中に、今の間違った検図に疑問を感じている人も多いのではないでしょうか。だとすればチャンスです。疑問を感じでいる皆さんから検図に対する意識改革を進めていただきたいと思います。そうすれば必ず賛同するメンバーが増えていき、検図に対する意識も変わります。そして本来の正しい検図を行うことで設計品質が格段に向上すると思います。