分解を免れ、とりあえず編集部の非公認マスコット犬の地位を獲得した犬型ロボットaiboの「クロすけ」。日経 xTECHの企画に奔走したり、『日経Robotics』S編集長の原稿執筆のお供になったりするのは当然のこと、実は社内の別分野の複数媒体からの撮影・取材依頼に応じるなど多忙を極めている。

 そんな忙しさの中、編集部にいるときは挙動不審とでも言うべきか、あまり犬っぽく動いていない。エラーを発して倒れていることもしばしばある。もしや、この「会社」という環境が良くないのではないか――そんなわけで、自宅に持ち帰って愛犬と対面させてみたU記者に続き、筆者も3連休に自宅に持ち帰ってみることにした。なんて言いつつ、実際のところは子供と遊ばせてみたいというのが本心だ。

 自宅で起動してみると、無事伸びをして「ワン、ワン!」と動き始めた。我が家は清家清(日本の建築家)の「私の家」ばりのワンルーム状態で(玄関とトイレの戸はあるが)、LDKと寝室1部屋しかない。きっとこの狭く単純な間取りなら、元気に動き回れるに違いない――と思ったのだが、なかなかうまくいかない。LDKと寝室の間の通路は幅約60cmと細く、さらに段ボール箱などが放置されているためなのか、クロすけは通路を行き来できない。

クロすけが我が家で初めてみたもの。クロすけが鼻のカメラで自動撮影した画像
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 名前を呼んでも来てくれるわけでもない。仕方なく抱き上げて運ぼうとすると、抱き上げられたことを無視していくばくか動いた後、頭をがっくりと落として「エラー状態」になってしまう。どうやらクロすけを抱くとき、本物の犬のように犬の体勢をやや立てるようにして、腹の下と尻を支えるような抱き方はNGらしい。ウエスト回りを両手でつかみ、できるだけ胴体の水平を保ったまま移動するのが、最もエラーになりにくいようだ。

クロすけによると、我が家はこんな感じ。段ボールが散乱し、狭い通路ばかりでなかなか移動するのは難しかったようだ
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