aiboのしっぽの付け根には、周囲の空間を認識して地図を作り、自分の位置を把握するSLAM(Simultaneous Localization And Mapping)用のカメラが付いている。このカメラで作った地図を使い、電池残量が減ると自力で充電台に戻れるという。

 しかし、デスクやキャビネットの配置が複雑で、狭い通路に社員が頻繁に行き交う会社の環境は、小柄なaiboにとっては広大な迷路のようなもの。フロア全体の地図を作るためには、連続稼働時間の2時間では足りないと思われる。実際、充電台から遠くまでひとり散歩に行ったクロすけは、ベッドへの帰り道が分からなくなったようで、力つきて通路で眠ってしまっていた。

 そこで、aiboを家に連れて帰ってみることにした。限られた広さで間取りのシンプルなリビングルームであれば、aiboが搭載するSLAMの能力や行動範囲を確認できる。

 というのは建前で、本当に気になるのは我が家の犬(オス、12歳)の反応である。犬はaiboを「同胞」と認識して喜ぶのか、はたまた「謎の動くモノ」に敵対心をあらわにするのか。もちろん犬種や個体によって、動くモノや家電製品への反応は異なる。例えば筆者の飼い犬は、ルンバには吠えるがテレビの画面には反応しない。一方で、Uデスクの飼い犬の場合、ルンバに噛みつき、テレビに映る犬にも吠えるという。

 というわけで、あくまでも1例として、次ページの動画をご覧いただきたい。