スズキが2017年12月25日に発売した新型小型車「クロスビー」は、自動ブレーキ用センサーとして単眼カメラとレーザーレーダーの一体型ユニットを採用した(図1)。

図1 新型「クロスビー」
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 スズキは小型車に搭載する自動ブレーキ用センサーとして単眼カメラとレーザーレーダーの一体型ユニットや、ステレオカメラなどを車種によって使い分けてきた。単眼カメラとレーザーレーダーの一体型ユニットを採用するのは「スイフト」である。ステレオカメラを搭載しているのは「ソリオ」と「イグニス」の2車種だ。同社は新型車については当面、今回の一体型ユニットを使う計画だ。

 新型車に搭載した一体型ユニットのサプライヤーは、ドイツContinental社である。同社の単眼カメラとレーザーレーダーの一体型ユニットは、スズキが2017年12月14日に発売した新型軽自動車「スペーシア」にも搭載している(関連記事:スズキの新型スペーシア、ステレオカメラから変更)。同車とクロスビーの開発はほぼ同時期に始まり、並行して作業を進めてきた。ADASセンサーの選択に当たって、「両車で同じセンサーを使った方が調達コストを抑えられる」(同社)ため、Continental社の一体型ユニットに集約した(図2)。

図2 単眼カメラとレーザーレーダーの一体型ユニット
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 車両や歩行者に対して自動ブレーキが作動するContinental社の一体型ユニットの性能は、ステレオカメラと同等である。一方、Continental社の一体型ユニットは、トヨタ自動車が小型車向け自動ブレーキ「Toyota Safety Sense C」で採用しているものとハードウエアは同じ。トヨタの採用による量産効果もあり、調達コストはステレオカメラより安く抑えられる。こうした理由からステレオカメラではなく、単眼カメラとレーザーレーダーの一体型ユニットを選んだ。

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