図1 軽量化を実現した新型2.0Lエンジン
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図2 具体的な軽量化対策の例
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 新型インプレッサに搭載する排気量2.0Lの新型ガソリンエンジンは、現行モデルの同排気量のエンジンに比べて質量を約12kg軽くした(図1)。スポーツタイプの車両としての走行性能を高めると共に、燃費を改善するのが狙いである。

 新型インプレッサの2.0Lエンジン「FB20型」(水平対向4気筒)は現行モデルのエンジンと同じ型式だが、燃料の噴射方式をポート噴射から直噴に変えた点が大きく異なる。

 もう一つの大きな改良点が約12kgの軽量化である。具体的には現行エンジンに比べて、(1)エンジン本体の構造系で3.2kg、(2)主運動系で1.8kg、(3)吸排気系で3.3kg、(4)動弁周りで0.5kg──といった軽量化対策を施した(図2)。

 一つ目の本体構造系では、左右に二つあるアルミニウム(Al)合金製のシリンダーブロックとシリンダーヘッドの設計を見直して、合計で2.9kg軽くした。この他、Al合金製の「オイルパンアッパー」という部品の形状を見直して0.3kg軽量化した。

 二つ目の主運動系では形状の見直しなどによって、クランクプーリーを1.5kg、クランクシャフトを0.3kg軽くした。三つ目の吸排気系では、ポリアミド(PA)66製の「エキゾースト・パイプ・フロント」と呼ぶ部品の形状を改良して3.3kg軽くした。

 また、四つ目の動弁周りでは、ロッカーカバーの材料をAl合金からPA66に変えた。これにより、左右合わせて0.5kgの軽量化を実現した。