新型プリウスPHVが採用したリチウムイオン電池は、ハイブリッド車(HEV)の「プリウス」に搭載する電池とは別である。プリウスPHVは航続距離を優先して容量を重視した品種を、プリウスは出力を重視した品種をそれぞれ採用した。HEVのプリウスのリチウムイオン電池は、プライムアースEVエナジー(PEVE)製である(関連記事:これが新型「プリウス」のリチウムイオン電池だ)。セル容量は3.6Ahと小さい。

 もう一つの電池である太陽電池は、屋根に搭載して太陽光を電力に変換するもの(図3)。駆動用のリチウムイオン電池を充電したり、補機類を動かす電圧12Vのシステムに供給したりする(関連記事:新型「プリウスPHV」、太陽光による充電システムを搭載)。

図3 屋根に搭載した太陽光パネル
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 太陽光パネルの最高出力は180W。パナソニック製のヘテロ接合型結晶シリコン型太陽電池「HIT」で、「住宅用に量産しているものを活用した」(トヨタの担当者)。発電効率は「20%ほど」(同担当者)という。太陽光パネルのカバーガラスは旭硝子製。

 この太陽光による充電システムは、太陽光パネルのほか、発電した電力を蓄えるニッケル水素電池、DC-DCコンバーターを内蔵したECU(電子制御ユニット)で構成する。ニッケル水素電池はPEVE製で、3代目プリウスが採用していた品種を流用した。