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「口では液体、胃で固まる」、誤嚥性肺炎を防げる流動食をテルモが発売

カネカが開発、海藻に含まれる食物繊維を活用

2014/06/20 23:41
大下 淳一=日経デジタルヘルス
テルモが発売する「マーメッド」
テルモが発売する「マーメッド」
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 カネカは、摂取時は液体で、胃の中で半固形状になるように設計した粘度可変型の流動食を開発した(リリース1)。販売委託先のテルモが、2014年6月27日に発売する(リリース2)。製品名は「マーメッド」。介護現場などでの需要を見込んでおり、2016年度に年間売上高6億円を目指す。

 流動食は通常の食事を十分にとれない人向けの食品で、液体タイプと半固形状タイプがある。液体タイプは摂取しやすいが、食道を逆流して気管に入り、誤嚥性肺炎などを引き起こすことがある。肺炎は日本人の死因第3位であり、高齢者の肺炎の70%以上が誤嚥性肺炎であるとの報告もある。一方、半固形状タイプは誤嚥性肺炎を引き起こす頻度は下がるものの、経鼻経管(鼻から消化器に通す細い管)では摂取することが難しい場合がある。

 カネカは今回、海藻に含まれる食物繊維の一種である「アルギン酸塩」が酸性下でゲル化する特徴に着目。摂取時は液体で、胃に入り胃酸によってpHが低下すると粘度が上昇し、半固形状になるように設計した食品として、マーメッドを開発した。

 マーメッドでは、3食分(900kcal)で1日に必要なビタミンや微量元素を摂取できる。水分量は84g/100kcalの1タイプで、エネルギーは300kcalと400kcalの2タイプがある。価格は300ml入りの「マーメッド 300」が1箱(24本)で1万2000円(税別)、400ml入りの「マーメッド 400」が1箱(18本)で1万1700円(税別)。

 テルモは、国内半固形流動食市場で高いシェアを持つ。流動食市場は2010年度で640億円と推定され、年率10%前後で成長しているという。

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