iPhone 6のモックアップ(左)とiPhone 5s
4.7インチサイズと思われ、モックアップのサイズは高さ137.5mm、幅は67ミリ。
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 「きょう体の出来はひどいもの。ただし、おおまかな形状そのものは間違っていないようだ」。アップルのモノ作りに関わるある人物が、日経デザインが入手したiPhone 6とされるモックアップを見た時の第一声だ。

 写真は、4.7インチのiPhone 6のモックアップとして、iPhoneの修理部品を販売する通販サイトが販売していたもの。日経デザイン編集部では、このモックアップを入手し、アップルのモノ作りに関わる人物や、製造委託先などを通じてアップルのデザインに関する情報を持つライバルメーカーのデザイナーなどと一緒に、このデザインの信憑性を検証。次世代のiPhoneのデザインの方向性が見えて来た。

 多少の出来の悪さは覚悟の上で購入したこのモック。だが届いたモノを見ると想像以上の「バリボテ」だった。アルミきょう体の陽極酸化処理された表面は粗くざら付いている。本体側面のボタン周りの穴はバリの跡が見え、アップル製品に特徴的な丁寧な研磨の跡が全く見えない。さらにはボタンと穴との間隔はすき間だらけ。

 極め付けはディスプレーの部分だ。本来ガラスパネルの部分は歪んだ透明の樹脂。それをアルミきょう体にはめ込む白い樹脂製のフレームが、分厚くはみ出したようにディスプレー部を取り囲んでいる。おそらく本物の図面をもとに、外装部品の製造ノウハウのないどこかの工場が適当に作ったものだと考えられる。

 今回入手したiPhone 6のモック。冒頭での関係者のコメントの通り、完成度は低い。実際のiPhone 6 はもっと洗練された状態で登場するはずだが、大まかなデザインはこの通りのものになりそうだ。

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