DeNAがヘルスケア分野に参入、第1弾として遺伝子検査サービス「MYCODE」を開始

東京大学医科学研究所と共同研究

2014/06/03 21:48
小谷 卓也=日経デジタルヘルス

 ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)は2014年6月3日、ヘルスケア分野に参入することを発表した。第1弾として、一般消費者向けの遺伝子検査サービス「MYCODE(マイコード)」の提供を同年7月下旬に開始することを明らかにした。

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DeNAの南場氏

 記者会見に登壇したDeNA 取締役 ファウンダーの南場智子氏はまず、「新たな事業領域として、構造的な強みを持ち、将来の成長が期待できるコア事業を作る。それが、ヘルスケアだ」と位置付けた。

 その上で、ヘルスケアの分野では予防医療やセルフメディケーションの重要性が高まっていると指摘、第1弾として遺伝子検査サービスの事業に乗りだすと説明した。なお、ヘルスケア事業については、2014年4月1日に設立した新会社、DeNAライフサイエンス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:深澤優壽氏)を通じて実施する。

共同研究の社会実装をDeNAが担う

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新会社であるDeNAライフサイエンスを通じてヘルスケア事業を手掛ける

 遺伝子検査サービス「MYCODE」については、東京大学医科学研究所と連携して手掛ける。DeNAは、東京大学医科学研究所との共同研究の推進に合意。この共同研究を含む研究開発は、文部科学省と科学技術振興機構が推進する「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」において、「ヘルスビッグデータを用いた健康長寿イノベーション」として「COI-T(トライアル)サテライト拠点」に選ばれた。

 共同研究の主な内容として、東京大学医科学研究所 ヒトゲノム解析センター DNA情報解析分野 教授の宮野悟氏は、次の三つを挙げる。

・ 日本人DNAデータを用いた日本人のための疾病リスク予測モデルの研究

・ DNAの一部を調べる消費者直販型(DTC)のサービスによる消費者の健康に関する行動変容の解析

・ ヘルスビッグデータの社会実装に当たってのELSI(倫理的法的社会的課題)面での課題抽出と対処法の研究

 この共同研究の成果を社会実装する取り組みが、MYCODEというサービスであると位置付ける。では、MYCODEとはいかなるものなのか。

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