「メタボを防ごう」、花王が内臓脂肪に着目した健康支援サービスを開始

2014/04/07 21:15
大下 淳一=日経デジタルヘルス

 花王は2014年4月から、内臓脂肪に着目した健康支援サービスを開始する(リリース)。内臓脂肪の蓄積度と生活習慣の関係を可視化し、内臓脂肪がたまりにくいライフスタイルを提案するという。

 内臓脂肪が過剰に蓄積すると、糖尿病や心臓疾患につながるとされている。「内臓脂肪症候群」とも呼ばれるのがメタボリックシンドロームだ。一方、内臓脂肪蓄積は直接把握することが難しいため、内臓脂肪の蓄積と生活習慣の関係に関する知見はこれまで少なかった。現状の対策としては、一般的な体重維持・減量のための生活改善を行うにとどまっている。

内臓脂肪が蓄積される要因を見える化

 花王の健康支援サービスでは、企業の従業員などを対象に、内臓脂肪の蓄積度と、運動や食事などの生活習慣の関係を分析する。これによって内臓脂肪が蓄積される要因を見える化し、一人ひとりに合った内臓脂肪がたまりにくいライフスタイルを提案できるようになる。

 この見える化サービスでは、企業の職場を訪問し、内臓脂肪蓄積度と生活習慣の把握と解析を行う。内臓脂肪蓄積度の把握には、大阪大学とパナソニック、花王が共同開発し、医療機器承認を取得した「内臓脂肪計」を使う。生活習慣については、食事の量や質、時間、日常身体活動、運動という五つのカテゴリーに関する質問に答えてもらうことで把握する。その上で統計的な解析によって「内臓脂肪をどのくらいためやすい生活をしているか」などを算出する。内臓脂肪蓄積度から「お腹の断面イメージ」を作成。生活習慣の解析結果とともに印刷してその場で渡し、健康的なライフスタイルへ向かう動機づけを行う。

 さらに、花王は独自のライフスタイル提案プログラム「内臓脂肪ラボ『ナイボ』」を開発。これは見える化サービスで得られたデータについて、測定結果に関する詳細な説明やライフスタイル改善のアドバイスをウェブサイト上で提供するものである。

 このプログラムでは、上記五つのカテゴリーの生活習慣の中で、何がどれだけ内臓脂肪蓄積の要因となりうるかを統計的手法で解析し、これを「生活ナイボ値」で示す。生活ナイボ値が大きいほど内臓脂肪をためやすい生活習慣であることを示し、利用者は生活ナイボ値を減らすことを目標に、ライフスタイルの改善に取り組める。生活習慣と内臓脂肪蓄積の関係を学べるため、ライフスタイル改善に納得して取り組めるようになるという。

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