日産工機工場の屋根上に設置した太陽光パネル(出所:エナリス)
日産工機工場の屋根上に設置した太陽光パネル(出所:エナリス)
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 エナリスは2月14日、日産工機(神奈川県高座郡)の所有する工場の屋根を賃借して太陽光発電所を建設し、2014年1月末から売電を開始したと、発表した。発電出力は、 555.66kW。同社が発電所の建設から管理運営まで担当し、発電電力は、固定価格買取制度(FIT)を活用し、全量を新電力(PPS)に売電する。

 同社は、神奈川県の所有する施設の屋根貸し事業の公募で、18施設1.6MWを落札するなど、新たなビジネスモデルとして屋根貸しによる太陽光発電事業に乗り出している。今回の取り組みは、再生可能エネルギーの普及を目指す日産グループと日産工機の工場屋根の有効活用に寄与するものとして合意し、実現した。

 出力を調整できない太陽光発電の電力は「出なり電源」と言われ、新電力が需要家に売るには調整可能な電源と組みわせて、需要に合わせて供給する必要がある。エナリスは、気象予報の認可企業でもあり、太陽光発電の発電量の予測に強みを持つ。加えて、電力市場を機動的に活用するなどして、太陽光発電電力を使いこなすノウハウを持ち、新電力をサポートしている。同社では、「今後も太陽光発電やバイオマス発電を中心に再生可能エネルギーの電源を獲得し、新電力の電源として活用することで、新電力スキームを用いた電源選択の自由を実現する」としている。