中国・上海において2011年5月11~13日、照明関連の展示会・フォーラム「Green Lighting Shanghai Expo and Forum 2011」(会場:上海国際展覧センターおよび銀河賓館(Galaxy Hotel))が開催された。展示会では主要LEDメーカーが最新製品を出展し、フォーラムでは中国におけるLED関連市場の状況や主要LEDメーカーの開発状況が発表された。フォーラムには11カ国から約780名が参加した。

 中国の国家半導体照明産業連盟で事務局長を務めるWu Ling氏はフォーラムにおいて、「中国の一般照明の生産額は2010年、成長率が150%に達した」とし、第12次5カ年計画の期間における一般照明の生産額は年平均成長率55%を超えると発表した。LEDバックライトについては生産額の成長率が2010年に160%となり、第12次5カ年計画の期間における年平均成長率は40%を超えると予想した。このように、LED関連産業は今後も大きく発展する潜在力を持ち合わせているとの見方を示した。

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2010年における中国の一般照明の生産額は、成長率が150%に達した

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国家半導体照明産業連盟 事務局長のWu Ling氏

 中国の半導体照明産業は、2010年に約1200億元(約1兆5600億円:2009年比45%増)に拡大した。LED照明製品の出荷数は1億5000万個にまで達した。製品の比率をみると、電球型が39.3%、リフレクター・ランプが46%を占め、ダウンライトが1.3%、直管型が6.6%、街路灯およびトンネル灯が0.2%、その他が6.6%だった。

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LED照明製品の出荷数

 中国科学技術部国際合作司のXin Li氏資料によると、2010年における中国の半導体産業照明産業の内訳けは、川上産業が約50億元、川中産業(LEDパッケージなど)が約250億元、川下産業(機器などのアプリケーション)が約900億元。個別にみると、パッケージの産業規模は2009年比23%増。このうち、高輝度LEDは約230億元で、パッケージ全体の90%を占めている。アプリケーションの産業規模は2009年比50%増。このうち、バックライトは2009年比167%増の160億元、一般照明は同153%増の190億元だった。

 2009年より中国で進められていた「十城万蓋」では、21の試験都市で約160万灯以上のLED灯器具が設置された。そのうち、道路照明やトンネル照明を含む屋外用が約22万灯、室内用が約66万灯、景観照明が約72万灯であったという。21都市では約2000社以上におよぶLED企業が参加し、その生産額は約759億元となり、初期の産業クラスターが形成されたと発表された。

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