「給料は上がらないのに仕事は増える一方。この状況、いつになったら改善されるのか」。思わずそんなグチが口を突いて出た技術者も少なくなかったのではないだろうか。2010年は、ものづくりの現場にとって過酷な1年だった。2008年秋のリーマンショック以降、多くのメーカーが人員削減を実施。2010年初に生産が戻り始めてからも、メーカーが人員補充に踏み切ることはほとんどなかった。これによって日本のメーカーが失ったものとは何か。それは、働き手の「心」であったように思えてならない。

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