「直感コントローラ」のアプリケーションへの適用例
「直感コントローラ」のアプリケーションへの適用例
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 KDDI研究所は,カメラの映像を利用して,加速度センサを使わずに携帯電話機の動きをリアルタイムに認識する「直感コントローラ」を開発した(発表資料)。KDDIが採用した携帯電話機向けソフトウエア・プラットフォーム「BREW」で動作する。

 携帯電話機に搭載されたカメラから入力される映像を解析することで,ユーザーの動作を認識する。このため,加速度センサや6軸センサなどの専用部品を携帯電話機に搭載しなくても,アプリケーション開発者は,ユーザーの動作を利用した直感的な操作を実現できる。カメラの動作として,パン,チルト,ズーム,ローテーションを判別する。これまでより動作認識の精度を向上させ,実用的に使えるレベルに仕立てあげたという。

 直感コントローラのアプリケーションへの適用例として,同研究所は「画像一覧ビューアー」や「文字入力UI」などを挙げた。画像一覧ビューアーは,大量の画像を概覧する際に,携帯電話機を左右に傾けるだけで画像をスクロールできる。スクロールの速度もユーザーの動作で制御でき,1枚だけスクロールする際にはゆっくりと,高速にスクロールする際にはすばやく傾ける。

 文字入力UIでは,ソフトウエア・キーボードを実現する。テンキーの中から子音に対応するキーを押すと,携帯電話機の画面上に,押したキーに対応する母音を含んだ5文字が表示される。このキーを押したまま,携帯電話機を上下左右に傾けて文字を選ぶと入力できる仕組み。このほか,3次元のバーチャル空間において視点の方向や座標を制御するアプリケーションや,3次元モデルをさまざまな方向から眺めることができるアプリケーションなども実現できるという。

 なお,KDDI研究所は,この直感コントローラを2008年9月30日~10月4日に幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2008」で発表する予定。

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