次世代プレイステーションの説明会「Playstation Meeting 1999」に,ソニー本社の代表取締役社長である出井伸之氏が駆けつけた。出井社長は,「私はめったに記者発表には顔を出さないのだが,あまりにも素晴らしいものができたので応援に来た」という。

 出井社長は,「今日は,新しいコンテンツ産業の時代の幕開けを象徴する歴史的な日。これは,もはやゲーム・マシン以上のものであるのは確実。AV機器を超えている」と次世代プレイステーションの印象を語った。さらに同氏は,この技術を軸にした事業を子会社であるSCE(ソニー・コンピュータエンタテインメント)に任せるわけではなく,「ソニー・グループの資本力と技術力の面から総力を挙げて後押しする」と方針を語った。

 印象的だったのは,出井社長が2度,同じフレーズを使ったこと。そのフレーズとは,「xxxxになるかも知れない,いやソニーがそうしていきたい」。

 最初にこのフレーズを使ったのは,「パソコンの世界におけるIntel社とMicrosoft社に対して根本的なチャレンジになるかも知れない」と説明したときだ。Intel社がマイクロプロセサを作り,日本と韓国の半導体メーカがメモリを作るといった構図に終止符を打ち,日本発でシステムLSIを世界に発信する時代になるとした。2度目にこのフレーズを使ったのは,「ディジタル・コンテンツの流通に向けて,根本的な変革が起こるかも知れない」としたときだ。ソニー本社として,次世代プレイステーションをディジタル・コンテンツ流通のプラットフォームにしようという意気込みが感じられる。