ポーラ変調は,パワー・アンプを飽和動作させながら信号を振幅変調する技術である。パワー・アンプに高い線形性を要求する必要がないため,消費電力の低減が期待できる。ここでは,線形な増幅回路が必要となる理由や,ポーラ変調の概要,ポーラ変調における振幅/位相の制御データの算出,実際に市販されているチップの回路構成,ポーラ変調の関連技術,これからの課題などを述べる。

上野 伴希
オフィスウワノ技術コンサルティング
1948年生まれ。1971年に,東京工業大学電子工学科を卒業し松下電器産業に入社。2006年,オフィスウワノ技術コンサルティングを設立。著書に,『試作で学ぶ高周波フィルタの設計法』『無線機RF回路実用設計ガイド』などがある。工学博士。

出典:2007年4月9日号 日経エレクトロニクス
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