日経ものづくり 現代ものづくり考

マッサージチェア

高くても「プロのもみ味」
リラックス・グッズ・ニーズが追い風

高村 敦(電通・消費者研究センター 主管)

 マッサージチェアが売れている。
 2004年の販売台数は約47万台と2001年の2割増(松下電工調べ)だが,市場での売り上げは2001年の430億円から2004年は約580億円規模とみられ,大幅にアップしている。売り上げ拡大の理由は,高価格・高機能商品へのニーズのシフトだ。事実「2001年には20万円以上の商品シェアは50%だったが,2004年の上期には80%に達している」(同社)。消費者の「安さよりも機能」を求める傾向は,同社が購入者を対象とした調査からも明白で,購入ポイントとして「マッサージ機能」を挙げる人が1995年の45%から2003年は67%まで上昇しており,「価格」とした人は逆に11%から4%まで低下している。
 メーカー各社はプロのマッサージ師のもみ心地を実現すべく,技術開発を行っている。世帯普及率も15%に達しているとみられ,マッサージチェアの市場は,高額でもいかに高度なマッサージ機能を備えているかという「高機能競争」の時代へと突入し,ますます活性化しそうだ。
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マッサージチェアの「リアルプロGII プレミアムクラス」(左上,松下電工),「メディカルチェアファミリーロボ FMC-5000」(右上,ファミリー),「MasterHand HEC-DR5000」(左下,三洋電機),「サイバーリラックス AS-800」(右下,フジ医療器)

出典:現代ものづくり考
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