Infineon社と富士通研究所の低コストミリ波レーダ

 プリクラッシュ・セーフティ・システムや先行車追従機能などに使われる76GHz帯の車載ミリ波レーダが、今後数年で大幅に低コスト化する可能性が出てきた。ドイツInfineon Technologies社と富士通研究所が、レーダの基幹部品である高周波回路の材料をGaAs(ガリウムひ素)から低コストのS(i シリコン)系材料に置き換える技術を開発したからだ。

 ミリ波レーダの高周波回路で使われてきた従来のGaAs基板は、信号の損失が少ないため、伝送信号を高出力化するのに有利だった。ただし、GaAsは高コストなため、レーダの低コスト化には問題を抱えていた。

Bosch社の次世代ミリ波レーダ
Bosch社の次世代ミリ波レーダ
高周波回路にSi系材料を使うミリ波レーダの実用化は世界初。欧州で2009年5月に発売となる上級車に搭載される。Infineon社の高周波回路を採用。

出典:Tech Report
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