本講座では全12回にわたり,電気自動車や2足歩行ロボットなどの移動装備型製品で多用されているパワー・エレクトロニクスについて解説する。今回は,電源装置から放熱装置まで多様なシステムを搭載し,かつ小型軽量化が求められる移動装備型製品の特徴や開発体制の実態などを紹介する。(田野倉 保雄=本誌)

廣田 幸嗣
カルソニックカンセイ 開発本部 テクノロジーオフィサ

 パワー・エレクトロニクス技術は半導体デバイスや制御技術などの進歩,さらには省エネルギーに代表される社会ニーズに支えられ,固定設備を中心に急速に進展してきた。従来は電力設備で使われるなど裏方的な存在だったが,今や身近な家電製品にまで応用されるようになった。最近では,電気自動車や2輪のパーソナル・トランスポーターのような車輪走行システムのほか,2足歩行ロボットなどにも応用が広がりつつある。

出典:チュートリアル
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