特集

水素、蓄電池、コンデンサを最適に使い分け

太陽光と3つの蓄エネを導入した山梨の実証設備

2015/08/12 00:00
金子 憲治=日経BPクリーンテック研究所
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 甲府市下向山町にある「米倉山太陽光発電所」は、甲府駅からクルマで30分ほどの山間にある出力10MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)だ(図1)。山梨県企業局が、東京電力との共同事業として県有地に建設した。2012年1月に運転を開始した当時、国内最大級の規模を誇り、メガソーラー時代の先駆けとなった。

図1●甲府市下向山町にある「米倉山太陽光発電所」(出所:日経BP)
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 山梨県企業局は、出力約120MW分の水力発電所を運営し売電するなど、電気事業を手掛けてきた。固定価格買取制度(FIT)のスタートを機に太陽光発電にも取り組み、現在、約11MWを運営する。「米倉山太陽光発電所」はその中核となる。山梨県の日照時間の長さは、全国でもトップクラスで、太陽光発電の適地でもある。

 同企業局は、公営企業として電気事業を営むとともに、その収益を地域産業の発展のために活用している。米倉山太陽光発電所と同時に隣地に開設した「ゆめソーラー館やまなし」もその1つだ(図2)。同館は、米倉山太陽光発電所や太陽エネルギーの解説とともに、太陽光発電の大量普及を睨んだ新産業の育成を後押しする役目も担っている。

図2●屋根上に20kWの太陽光パネルを設置した「ゆめソーラー館やまなし」(出所:日経BP)
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