医療情報のセキュリティーはこんなに甘い(page 3)

2015/06/15 00:00
大下 淳一=日経デジタルヘルス

ウイルス対策ソフトでは追い付かない

 医療分野の情報セキュリティーに関して想定される脅威は、大きく3つあると深津氏は話す。情報漏洩、情報改ざん、そしてルート権限の奪取だ。

 これらは、市販のウイルス対策ソフトでは防ぎきれないという。マルウエアの発生数は2014年時点で1日当たり87万種にも及び、「ウイルス定義ファイルの更新が追い付かない状態にある。Symantec社幹部でウイルス対策ソフトの創始者とされる人物でさえ、通常のウイルス対策ソフトではサイバー攻撃の45%程度しか食い止められないと認めている」。

 医療情報システムの脆弱性を実地で検証する試みとして紹介したのが、2015年3月に福島県で開催された「Medical×Security Hackathon 2015」。医療情報のハッキングをテーマにしたハッカソンだ。オープンソースの電子カルテなどの脆弱性を24時間をかけて検証。200を超える脆弱性を見つけたという。

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