探訪

県をまたぐ二つの20MWで連系点を共有する、荒尾市と大牟田市のメガソーラー

世界基準のプロジェクトファイナンス、ファンド向けのO&M体制を活用

2015/04/07 00:00
加藤 伸一=日経BPクリーンテック研究所
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 ソフトバンクの子会社で再生可能エネルギー事業を展開するSBエナジー(東京都港区)と三井物産は、熊本県荒尾市と福岡県大牟田市にまたがる地域にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設した。

 2015年2月に出力約22.4MWの「ソフトバンク熊本荒尾ソーラーパーク」(図1)を、同年3月に19.6MWの「ソフトバンク大牟田三池港ソーラーパーク」(図2)の稼働を開始した。

図1●出力約22.4MWの熊本県荒尾市のメガソーラー
左上に福岡県大牟田市の約19.6MWのメガソーラーが見える(出所:三井物産)
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図2●出力約19.6MWの福岡県大牟田市のメガソーラー
熊本県荒尾市のメガソーラーと約2kmの距離にある(出所:三井物産)
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 いずれも、旧・三井鉱山の石炭産出地域にあり、商号変更後の日本コークス工業(東京都江東区)が所有する土地を賃借した。海沿いの約2kmしか離れていない場所に立地する。

 両メガソーラーともに、SBエナジーと三井物産の折半出資による合弁のSPC(特定目的会社)が発電事業者となるが、別の法人にしており、「熊本荒尾ソーラーパーク」(熊本県荒尾市)、「大牟田三池港ソーラーパーク」(福岡県大牟田市)となる。20MW規模の二つのメガソーラーが、一つの連系点と連系設備の一部を共有するという、珍しい運用となっている。

 三井物産 プロジェクト本部 環境・新エネルギー事業部の上田 裕事業部長によると、二つのメガソーラーを運営する、それぞれのSPCに対するプロジェクトファイナンスによる融資は、一つの連系点を共有する運営を考慮したものになっているという。

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