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ガス発電機を併設した島田市のメガソーラー(page 2)

<第11回>LPGタンク備え、災害時に10日間、電力を供給

2015/02/04 00:00
金子 憲治=日経BPクリーンテック研究所
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2基のEV充電器と非常用コンセント

 県道34号線から静岡空港に向かうと、到着直前に道沿いに並んだ太陽光パネルとともに、大きなキノコのような設備が目に入る。これは「太陽樹」と名付けた日よけで、薄くて曲げられる太陽光発電シートを屋根に設置した(図5)。三菱マテリアル製の薄膜シリコン型太陽電池だ。また、「エネルギー展示サークル」は、「TOKAI 富士山静岡空港太陽光発電所」の設備の概要などを開設したパネルが掲示してある。外側の壁にも、薄膜シリコン型太陽電池を埋め込んだ(図6)。

図5●「太陽樹」の屋根に装着した太陽光発電シート(出所:日経BP)
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図6●「エネルギー展示サークル」の壁には薄膜シリコン太陽電池を埋め込んだ(出所:日経BP)
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 防災施設としての機能を高めるための設備には、自動車2台を停められるカーポートと2基のEV充電器のほか、フェンスで囲まれた発電所内には、LPGを燃料とする非常用ガスエンジン発電機と、LPGを貯めておく災害用バルクがある(図7)。カーポートの屋根は太陽光パネルと一体化されており、災害時に幕を付けるとテントとして使えるようになる。EV充電器は200Vの倍速充電タイプが2基ある。このほか通常の非常用コンセント(100V)もあり、EV充電以外にパソコンや携帯電話の充電など、プラグを差し込んで電気を使える(図8)。

図7●非常用ガスエンジン発電機と、その燃料であるLPGを貯蔵する災害用バルク(出所:日経BP)
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図8●EV用の倍速充電器と非常用コンセント(出所:日経BP)
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