中国電子視像行業協会 副秘書長の孫新果氏
中国電子視像行業協会 副秘書長の孫新果氏
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 2011年1月18日に北京で開催された,中国のカラー・テレビとFPDに関する業界研究の会議「2010年第4四半期中国電子信息産業経済運行およびカラー・テレビ業界研究発布会」(同会議の中国語サイト)では,白為民氏(中国電子視像行業協会 副会長 兼 秘書長)の開会挨拶および工業和信息部のメンバーの講演を受けて,中国電子視像行業協会 副秘書長の孫新果氏が登壇した。

 孫氏は,2010年の中国カラー・テレビ産業の様々な統計数値を公表した。また,業界の十大トッピクスの一つとして,高世代液晶生産ライン建設では韓国2社を含めた五つの建設プロジェクトが承認されたことを紹介。さらに,産業の成長を後押しする様々な支援策を掲げた。

2010年のカラー・テレビ産業

 孫氏が明らかにした統計値は以下の通り。2010年の中国のカラー・テレビ生産量(CRTとFPDを合わせた全体)は過去最高を記録し,対前年比16.1%増の1億1493万台に達し,第11次5カ年計画の間では最高の伸び率を記録した。液晶テレビとPDPテレビを合わせたFPDテレビの生産台数は9086万台に達し,カラー・テレビ全体の79.1%を占めた。このうち,カラー・テレビ(CRTとFPDを合わせた全体)の輸出台数は対前年比21.4%増の6628万台。輸出金額は同38.1%増の148億350万米ドルである。液晶テレビの輸出台数は30.2%増である。カラー・テレビの輸出企業は200社以上にのぼっている。

 中国国内の販売量は,CRTテレビが758万台,液晶テレビが3580万台,PDPテレビが230万台である。

 FPDテレビの市場拡大は続いているが,メーカー間や製品間の競争は激しくなっている。デジタル化,グリーン化,ネットワーク化,3次元(3D),スマート・テレビなど様々な要素が入り交じりながら,「第12次5カ年計画」が実施される新しい5年間に入った。「技術進化のスピードは速くなり,製品も多様化している。一方,国際貿易保護主義が台頭してきており,知的財産権をめぐる係争も激しさを増しており,世界各国が“技術の砦”を設ける方向にある」と,孫氏は指摘した。

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