日本の金型産業は、中国の金型産業の台頭に加え、国内工場の空洞化や、直近ではリーマンショック後の不況の影響を受けて苦しんできた。その結果、日本における事業所(金型メーカー)数は2000年の8000超から2008年には5000強にまで減り、金型の生産数量は2002年の約100万組から2009年の50万組強にまで半減した。

 だが、こうした逆境をはねのけ、顧客に対して新たな魅力を創造して提案する日本の金型メーカーや工作機械メーカーも目立ってきた。その魅力とは①超精密、②長寿命、③スピード、の3つだ。「INTERMOLD2010」の会場から日本の金型の魅力を探る。

出典:2010年6月号 pp.46-53 日経ものづくり
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