イノベーション大賞はアムテックのチタン製インプラント

頸椎椎弓形成術に利用、果敢なチャレンジが評価

2015/04/23 16:57
小谷 卓也=日経デジタルヘルス
表彰の様子
表彰の様子
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 「MEDTEC Japan 2015」(2015年4月22~24日に東京ビッグサイトで開催)では、国内企業による“日本発”の革新的な医療機器技術・製品を表彰する「MEDTECイノベーション大賞」が実施され、アムテックの「Laminoplasty Basket」が大賞を受賞した。同大賞は、医療機器の設計・製造に取り組む企業を後押しする世論を喚起することなどを目的に2012年に創設されたもので、今回が4回目の開催。

 大賞のLaminoplasty Basketは、頸椎椎弓形成術に用いるチタン製のインプラント。頸椎椎弓形成術は、日本の脊椎外科医によって考案された手技手法で、日本では多く行われている脊椎手術である。従来、日本では主に、セラミック製のスペーサーが使用されており、チタン製のインプラントは存在しなかった。

 Laminoplasty Basketには、セラミック製のスペーサーにない特徴が主に2つあるという。第1は、バスケット状の3次元構造の内部に骨を移植することで、骨と骨を支えるだけでなく脊椎再建に重要な新たな骨を形成できること。第2は、糸で固定していたセラミック製スペーサーと違い、スクリューで固定することで安全で容易な操作で強固な固定が得られるようになったことである。

 大賞受賞の理由としては、体内埋め込み機器という高リスク分野に果敢にチャレンジし、日本人を中心とする東洋人の体型骨格に適した機器を開発・製品化、海外展開も視野に入れている点が評価された。

 

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