これまで二回あったロボットブームはシーズ志向だった。「AIBO」や「ASIMO」が登場した時も、愛知万博の時も、結局は技術ができましたという提案で、ユーザーの要望は二の次だった。所詮は長続きせず、後には失望という名の反動が来た。

 今回のブームが違うのはユーザーの需要があることだ。介護ロボットやメンテナンスロボットは、少子高齢化が進む日本の社会の切実な要請である。だからこそ今回は失望させたくない。もし今度もしくじれば、ユーザー起点であるだけに痛手は大きい。ロボットは二度と復活できないかもしれない。

 だからソフトバンクには頑張ってほしい。成功の鍵は贅沢なハードではなく、やはりユーザーが求めるサービス。 外部の開発者に任せるだけでなく、自ら発信することを期待している。専門家はこう締めくくった。 

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 6月20日に一般向けに発売されたPepperは、わずか1分で予定の1000台を売り切ったという。幸先は上々だ。後は輝かしい未来を目指して突き進むだけである。Pepperが踏み出したのは、家庭用ロボットの自分探しの第一歩だ。

※日経RoboticsはPepper分解の詳細を誌面やWebサイトで紹介していく予定です。