コミュニケーションロボットはこれまでもたくさんあった。しかし、自分の経験からすれば、 今の技術は人を満足させるには程遠い。会話をしていて自分の意図が伝わらなかったり、同じことを何度も喋られたりしたらユーザーは興ざめする。

 だとすれば、人がいかようにでも解釈できる音を発していたほうが、言葉を話すよりむしろいい。人はそれを、自分の望むとおりに解釈してくれるからだ。あたかも動物の鳴き声のように。

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 ロボットの動作も同じだ。ロボットの動きは、実は人の行動を促すために使ったほうが現段階では効率がいい。「ルンバ」などのお掃除ロボットを買った家庭では、それが動きやすいようにユーザーが部屋を片付け出すという。だからこそ家が綺麗になる。

 自分がかつて提案した防犯ロボットは、定期的にカーテンを揺り動かすだけ。そうすれば、人は自ら周囲に気を配るようになる。

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