睡眠評価は脳波だけで何とかなるか?(page 3)

2015/05/26 00:00
久保田 博南=ケイ・アンド・ケイジャパン 代表取締役社長(医工連携推進機構 理事)

未来のあるヘルスケア機器としての価値

 「睡眠」そのものと「医療」との関係も部分的に重なる部分があるので、将来にわたっての考察となるとその両面からの展開も出てくるだろう。しかしながら、ここでは、スリープスコープのヘルスケア領域の展開についてのみ考えることにしよう。

 現時点での立ち位置からすれば、「睡眠を健康の指標にする」という目的に徹している。しかも、家庭でも使えるようにとの配慮から、睡眠ポリグラフィーとは一線を画している。

 したがって、性能的に同等なら申し分ないが、たとえ多少劣っていたとしても、ヘルスケア機器としての価値は各段に上だろう。もっというなら、睡眠ポリグラフィーでは不可能だった「介護施設や家庭での睡眠評価が可能となった」ことになる。

 近未来、ヘルスケア機器がどうなるのか、何をパラメータにすればいいのか、多くの企業が注目する分野となっている。その意味からすれば、スリープスコープは一つの「ヘルスケア機器のホープ」となりそうだ。

 なお、スリープスコープの最新データについては、2015年7月3日の日本睡眠学会で「日本人の睡眠2015 -自宅での脳波計測による一般人1013人の睡眠実態」と題して発表される予定だ。

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