Samsungも事業創出に苦心

 iPhoneなどの文化開発を伴うまったく新しい製品やサービスを創り上げることも大切ですが、問題開発が終わった製品でも新しい事業を立ち上げるのは可能だと思っています。もちろん可能ですが、読者の皆さんが感じておられるように、なかなか難しいことに変わりはありません。例えば、スマートフォンの「Galaxy」シリーズで世界を席巻する韓国Samsung Electronics社にとってもそれは同様に難しいようです。

 Samsungは2010年から10年後に会社を支える新しい事業開発に取り組んでいました。しかし、この事業もあまりうまくいっておらず事業を推進する新事業推進団を解体したという報道もあります。
サムスン、新事業推進団を解体
(外部サイト「朝鮮日報オンライン」会員向け2013年7月2日付記事へのリンク)

 このように一筋縄ではいかないのが新事業の創造ですが、新しい発想とスピード感で環境の変化を読み取ることで躍進している日本企業も出てきています。

 例えば以前のコラム「日本の家電・脱負け組への処方箋、未来はバックステップでつくれ
でも取り上げた、日本発グローバル・ベンチャーを目指している徳重徹社長が率いる電動バイク・ベンチャーのテラモーターズもその一つです。

 また最近よく報道されている家電分野に進出しているアイリスオーヤマもそのよい事例だと思います。大阪に開発拠点を作って大手家電からの即戦力となる転職組を大量に向かい入れ、消費者のニーズに合わせた商品を次から次へと世に出しています。