車載および無線充電アプリケーションにおける大容量メモリと
機能安全に対する市場の要求を満たす新しいdsPIC33Cデバイス

2019年3月14日[NASDAQ: MCHP] — ハイエンド組み込み制御アプリケーションの設計において、プロジェクトが複雑さを増すにつれ拡張性のための柔軟な選択肢が必要とされています。これらの要求を満たすため、Microchip Technology Inc.(日本支社: 東京都港区浜松町、代表: 吉田洋介 以下Microchip社)は本日、メモリ、温度、機能安全に関する多様な要件を満たす、多くの選択肢を備えたデュアルおよびシングルコアdsPIC(r)デジタルシグナル コントローラ(DSC)を発表しました。
Microchip社のdsPIC33CH512MP508は、より多くのプログラムメモリを必要とするアプリケーションをサポートします。dsPIC33CK64MP105シングルコアDSCは、より小さなメモリとフットプリントを必要とするアプリケーション向けの低コスト製品です。これらのデバイスはdsPIC33CHおよびdsPIC33CKファミリとピン互換で、既存製品から容易に移行可能です。
dsPIC33CH512MP508 (MP5)ファミリでは、先日発表したdsPIC33CH DSCのフラッシュメモリを128 KBから512 KBに、プログラムRAMを24 KBから72 KBへと3倍に拡張しました。これにより、車載や無線充電等の複数ソフトウェア スタックまたは大容量のプログラムメモリを使う大規模アプリケーションをサポートできます。車載アプリケーションのAUTOSARソフトウェア、MCALドライバ、CAN FDモジュールに対応するには、大容量メモリが必要です。車載アプリケーションに無線充電を実装するにはQiプロトコルと近距離無線通信(NFC)のためのソフトウェア スタックを追加する必要があり、より多くのプログラムメモリが必要です。高可用性システムにおいてはLive Update機能によるリアルタイム ファームウェア アップデートが不可欠ですが、これは必要なメモリ容量を倍増させます。デュアルコア デバイスでは1つのコアがマスタとして動作し、もう1つのコアがスレーブとして動作するように設計されています。マスタコアがユーザ インターフェイス、システム監視、通信機能を実行している間、スレーブコアは専用のタイム クリティカル制御コードを実行できます。2つのコアがあるため、例えばソフトウェア スタックを分割してQiプロトコルとその他の機能(例: NFC)を並列で実行して車載無線充電アプリケーションの性能を最適化できます。
dsPIC33CK64MP105 (MP1)ファミリはdsPIC33CKファミリを拡張するものであり、小容量メモリおよび小フットプリント アプリケーション向けの低コスト製品として最大64 KBのフラッシュメモリを備えた28~48ピンパッケージで提供します。最小パッケージサイズは4 mm×4 mmです。このコンパクトなデバイスは車載センサ、モータ制御、高密度DC-DCアプリケーション、スタンドアロンQiトランスミッタ機能に理想的な機能を備えています。dsPIC33Cデバイスはシングルコアでもデュアルコアでもタイム クリティカル制御アプリケーションで高速な決定論的処理時間を実現できます。これらのデバイスは割り込みレイテンシを低減するために拡張コンテクスト選択レジスタを備え、大量の数値計算を必要とするアルゴリズムを高速で実行します。
「dsPIC33Cシングル/デュアルコア デバイスファミリには76の製品が揃っており、ツールと周辺モジュールが共通でフットプリントが互換のため、お客様はメモリ、I/O、性能、コストの要件の変化に合わせて適切な製品を選択して移行できます」とMicrochip社MCU16部門副社長のJoe Thomsenは述べています。「さらに、デュアルコア バージョンを使うと、制御アルゴリズムと通信および状態監視コードで別々のソフトウェア開発チームが担当し、後から簡単にソフトウェアを統合できます。」
dsPIC33Cファミリの全デバイスは、セーフティ クリティカル アプリケーションのASIL-BおよびASIL-C認証を容易にする機能安全性ハードウェアを備えています。機能安全性機能には複数の冗長クロック源、フェイルセーフ クロックモニタ(FSCM)、IOポートの読み戻し、フラッシュエラー訂正コード(ECC)、RAM Built-In Self-Test (BIST)、書き込み保護、アナログ周辺モジュールの冗長性等が含まれます。dsPIC33Cファミリは堅牢なCAN-FDモジュールを備え、150 ℃動作を新たにサポートし、エンジンルーム等の過酷条件での応用に理想的です。

開発サポート
dsPIC33Cファミリは、無償のMPLAB(r) X統合開発環境(IDE)、MPLAB Code Configurator、MPLAB XC16 Cコンパイラ ツールチェーン、MPLABインサーキット デバッガ/プログラマを含むMicrochip社のMPLAB開発エコシステムでサポートされています。Microchip社のmotorBench™開発スイート バージョン2.0は現在最大600 Vの高電圧モータをサポートしており、界磁方向制御(FOC)アルゴリズムを使ってモータを容易にチューニングできます。

各種開発ボードとプラグイン モジュール(PIM)をファミリの全デバイスに提供しています。新デバイスに対応した開発ツールにはdsPIC33CH Curiosityボード(DM330028-2)、汎用設計向けdsPIC33CH512MP508 PIM (MA330046)、モータ制御向けdsPIC33CH512MP508 PIM (MA330045)、汎用設計向けdsPIC33CK64MP105 PIM (MA330047)、外付けオペアンプモータ制御向けdsPIC33CK64MP105 PIM (MA330050-1)、内蔵オペアンプモータ制御向けdsPIC33CK64MP105 (MA330050-2)等があります。

在庫/供給状況
dsPIC33CH512MP5は48/64/80ピンTQFP、64ピンQFN、48ピンuQFNパッケージで提供いたします。dsPIC33CK64MP1は28ピンSSOP、28/36/48ピンuQFN、48ピンTQFPパッケージで提供いたします。
dsPIC33CH Curiosity開発ボードは本日より提供を開始いたします。

詳細はMicrochip社または正規販売代理店にお問い合わせ頂くか、Microchip社ウェブサイトをご覧ください。本プレスリリースに記載された製品をご購入頂くには、purchasing portalにアクセスするか、Microchip社の正規販売代理店にお問い合わせください。

リソース
高画質の写真は報道関係専用窓口までお問い合わせ頂くか、Flickrでご覧ください(掲載に許可は不要です)。
•アプリケーション画像: www.flickr.com/photos/microchiptechnology/46457000514/sizes/l
•製品画像:
-dsPIC33CK: www.flickr.com/photos/microchiptechnology/46266305285/sizes/l
-dsPIC33CH: http://www.flickr.com/photos/microchiptechnology/46266305965/sizes/l
•ブロック図:
-dsPIC33CK: www.flickr.com/photos/microchiptechnology/46266306605/sizes/l
-dsPIC33CH: www.flickr.com/photos/microchiptechnology/47157620242/sizes/l

Microchip Technology社について
Microchip Technology社(以下、Microchip社)はスマート、コネクテッド、セキュアな組み込み制御ソリューションの半導体トッププロバイダです。使いやすい開発ツールと包括的な製品ポートフォリオにより、リスクを低減する最適な設計を作成し、総システムコストの削減、迅速な商品化を実現できます。Microchip社は産業、車載、民生、航空宇宙と防衛、通信、コンピューティングの市場で125,000社を超えるお客様にソリューションを提供しています。Microchip社は本社をアリゾナ州チャンドラーに構え、優れた技術サポート、確かな納期、高い品質を提供しています。詳細はMicrochip社ウェブサイト(http://www.microchip.com)をご覧ください。

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Note: Microchip社の名称とロゴ、Microchipロゴ、dsPIC、MPLABは米国およびその他の国におけるMicrochip Technology Incorporatedの登録商標です。その他本書に記載されている商標は各社に帰属します。