静岡県の中堅企業である榛葉鉄工所(掛川市)は、自動二輪車のチタン製マフラーで培った技術をベースに難加工材を含むパイプ加工の顧客開拓に注力する。同社代表取締役社長の榛葉貴博氏は「当社は板金やプレス、溶接、パイプ加工といった技術を持っている。構造解析シミュレーションでパイプ等の構造物の応力解析も可能だ。その解析結果に基づき、構造の改良提案も行う。扱える材料はチタンやマグネシウム、アルミニウム、ステンレス、鉄など幅広い。試作だけでなく量産にも対応でき、加工技術のワンストップショップを目指す」としている。

榛葉鉄工所は長年、スズキや川崎重工業などの大手自動二輪メーカーにチタン製マフラーを供給してきた。マフラー以外の新製品の市場開拓に取り組み、これまで、チタン製フレームを使った競技用ハンドバイク(手漕ぎ自転車)、手術器具であるステンレス製鉗子、マグネシウムを利用したパワーアシストスーツのフレーム等を製作してきた。

同社では、自社技術を活用してくれるパートナー企業を求めている。

榛葉鉄工所が製作した自転車のフレーム