Efficient Power Conversion(EPC)は、高分解能Lidar(光による検出と距離の測定)システム向けに最適化された耐圧80 Vの窒化ガリウム・トランジスタEPC 2214を製品化し、車載品質の規格AEC Q 101認定の製品ファミリーを拡張します。

エフィシエント・パワー・コンバージョン社(EPC:Efficient Power Conversion Corporation、本社:カリフォルニア州エルセグンド)は2019年4月、自動車産業やその他の過酷な環境におけるLidar(光による検出と距離の測定)システム向けに設計した耐圧80 Vの「EPC 2214」がAEC Q101認定を取得したと発表しました。

eGaN(r)技術は、9年以上にわたって量産されており、自動運転車のLidar やレーダー、データセンターのコンピュータ、超ハイファイのインフォテインメント・システム、トラックの高輝度ヘッドランプで使う48 V入力、12 V出力のDC-DCコンバータなど、自動車用途で合計数10億時間使用された良好なフィールド実績があります。この新しいデバイスは、厳しい自動車用AEC Q101認定試験を完了しており、当社は、厳しい車載環境向けに設計したディスクリート・トランジスタや集積回路を今後も製品化し続ける予定です。

EPC2214は、耐圧80 V、最大オン抵抗20 mΩ、最大パルス電流定格47 Aの eGaN FETで、実装面積は、わずか1.8 mm2と非常に小型です。このFETは、非常に短いパルス幅で大電流を発生させるためのトリガーが可能なので、Lidarシステムでのレーザー駆動に最適です。この短いパルス幅によって分解能が高まり、パルス電流を大きくすることによって、Lidarシステムは、より遠くの物体を識別することができます。これらの2つの特性に加えて、小型、低コストなので、eGaN FETは、要求の厳しい自動車用途のLidarに加えて、レーダーや超音波センサーにも理想的です。

AEC Q101認定試験を完了するために、EPCのeGaN FETは、バイアスを加えた湿度試験(H3TRB)、高温逆バイアス試験(HTRB)、高温ゲート・バイアス試験(HTGB)、温度サイクル試験(TC)など、厳しい環境やバイアス・ストレス試験を受けました。注目すべきは、EPCのウエハー・レベルのチップスケール(WLCS)・パッケージが従来のパッケージ部品向けに作成された試験規格のすべてに合格していることです。これは、チップスケール・パッケージの優れた性能が、耐久性や信頼性を損なわないことを実証しています。これらのeGaNデバイスは、自動車産業品質マネージメント・システム規格IATF 16949に認定された施設で製造されています。

EPCの共同創立者でCEO(最高経営責任者)のAlex Lidow(アレックス・リドウ)は、「この新しい車載製品は、自動運転を可能にし、燃費と安全性を向上させるように設計された当社のトランジスタと集積回路の一連の製品化の最新の製品です。当社のeGaN技術は、今日の自動車で使わされている技術的に飽和したシリコン・パワーMOSFETよりも、高速、小型、高効率、低コスト、そして高信頼性です」と述べています。

EPCについて

EPCは、エンハンスメント・モード窒化ガリウムに基づいたパワー・マネージメント(電源管理)・デバイスのリーダーです。EPCは、最高のシリコン・パワーMOSFETよりも何倍も優れたデバイス特性を備えたエンハンスメント・モード窒化ガリウム・オン・シリコン
(eGaN)FETを初めて製品化しました。DC-DCコンバータ、 ワイヤレス・パワー伝送、 包絡線追跡、RF伝送、パワー・インバータ、リモート・センシング技術(LiDAR)、 D級オーディオ・アンプ などの用途で、パワーMOSFETを置き換えられます。日本語ウエブサイトはwww.epc-co.com/epc/jp/です。

eGaNは、Efficient Power Conversion Corporation, Inc.の登録商標です