画像処理の開発打ち合わせで「貴社はオープンソースを使わないのですか?」と良く聞かれます。皆さんに同じ回答をしているのでご紹介してみます。

 ご紹介したい内容とズレますが、オープンソースとはソースコードが開示されているだけではなく、使用権もフリーなもの(著作権はフリーではない)を指します。ご紹介したい例の一つにOpenCVがありますが、この著作権等の話は、別とします。

 冒頭の質問をされる方に多いのは「オープンソースを使えば、早く簡単に開発できるでしょ?」の意味が込められている事が多いです。
確かに、「実験」とか「試してみる」には、その意味も否定しませんが弊社では、お客様が開発成果を製品化する事が多く、その場合はオープンソースや、汎用ライブラリの使用をしない旨を、回答とさせて頂いています。
 最大の理由は、ブラックボックス(ソースコードがあっても、それを十分理解してないで使うのは、ブラックボックスに近い)の処理では、処理の改良や高速化、ましてや「処理のハード化」はできません。
 作成された一連の処理が「自分たちの目的だと、この速度では使えない」とか「もう少し、こんなケースでも検出したい」との要望に応えられなくなる為です。
 「処理のハード化」とは、手法はソフトで確立したものの、どうしてもCPUパワーでは、要望速度が出せない場合、その処理をFPGA化します。
ソフト処理をFPGA化するのは簡単ではありません。処理を開発したエンジニアから、ハードエンジニアが解釈して、「どうやったら沢山の回路で同時演算できるように変更するか?」を考えます。場合によっては演算精度も見直します。こんな事「高位合成ツール」で可能だと思ってしまうと、大きな間違いです。
 ここまで処理を再解釈しなければならないケースは多くはないですが「処理のハード化」と手段が選べる事は「高速化」にとって飛び道具を持っているか否かと言うほどの差になります。
 この選択を残す為にも、オープンソースや汎用ライブラリを使ってません。とご説明させて頂いてます。

 この話は、12月に開催される「画像処理セミナー」でもお話するでしょう。

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【会社概要】(WEBからは「画像処理 開発」で検索)

KITは画像処理専門開発メーカー。

お客様の製品の付加価値を高めていただくために、
「部品」としての「画像処理」技術を追求し、提供する会社です。
単にソフト開発とハード開発を行うだけではなく、
それらの手段を駆使して「KITの画像処理」という価値を生み出し、
色々な応用分野で独創的な製品を世に出すお手伝いをしています。

 価値の高い画像処理技術を生み出すためには、
同じ会社内に、アルゴリズム開発、ソフト開発、ハード開発を
それぞれ専門として深く追求するメンバーが活躍してます。
 社員全員の共通テーマは「画像処理」。
この共通テーマに向けて全員で知恵を絞って23年間チャレンジ
を続けてます。

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