技術の祭典 テクノロジーNEXT 2019

  • 28E ブロックチェーン
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製造・物流・小売を飲み込むブロックチェーン革命 国連も研究する次世代技術、応用の鍵を一挙に披露

〈 開催終了いたしました 〉

インターネット以来のIT革命とされるブロックチェーン技術に、様々な業界が並々ならぬ関心を持っています。最初に動いたのは金融業界。2015年以降、米ナスダックや米シティバンクが相次いで検討を始めました。金融業界で火が点いたブロックチェーン技術は他業界にも波及。製造、小売、物流、電力など業界を問わず、同技術の実用化を競っています。民間だけではありません。例えばエストニアは国家レベルでブロックチェーンの活用を目指しています。あらゆる産業のサービスや情報システムの在り方を一変させるブロックチェーン技術。本セミナーには、国内外の先駆者たちが一堂に集結し、目の前に迫ったパラダイムシフトの全貌を披露します。

開催概要

開催日時 2019年5月28日(火) 10:00~16:00(開場 9:30予定)
会 場 ホテル雅叙園東京(東京・目黒)
東京都目黒区下目黒1-8-1 MAP ↗

プログラム

国際機関はなぜブロックチェーン技術に関心を持つのか

ブロックチェーン技術は現在の政治経済システムに対して根本的な挑戦を提示しています。国家の成り立ち方を更新するのみならず、ビジネスや個人の行動様式にまで影響を与えようとしています。

破綻した国家から成熟した国家まで、独裁国家から民主国家までがメンバーである国際社会で、持続可能な開発目標(SDGs)を追求する国際機関がブロックチェーン技術の機会とリスクになぜ関心を持つのかを考察します。

  • 山本 芳幸 氏

    国連プロジェクトサービス機関本部(UNOPS)
    Special Advisor for UN Engagement and Blockchain Technology

    山本 芳幸 氏

    大阪大学大学院法学研究科博士課程前期修了(法学修士)。国連難民高等弁務官、名古屋大学大学院法学研究科助教授、国連地雷対策センター(UNMACA)Senior Programme Officerなどを経て、国連プロジェクトサービス機関本部(UNOPS)Director for Peace and Security。2017年1月より現職。

ソニーが取り組むブロックチェーンのプロジェクトとソニー・グローバルエデュケーションが挑むブロックチェーンによる教育革命

ソニー・グローバルエデュケーションは、世界市場向けに教育ネットワークサービスを提供するソニーグループの事業会社。様々なeラーニングや学習プラットフォームが普及する中、次世代の教育インフラとしてブロックチェーン技術に着目。様々な実証実験やプロダクトへの適用を行っている。

本セッションでは、ブロックチェーン技術の教育への適用事例を通して、ブロックチェーン技術の活用可能性を探る。

  • 上野 英治 氏

    ソニー
    知的財産センター 知的財産インキュベーション部 ストラテジーグループ インキュベーションマネージャー

    上野 英治 氏

    電気通信大学大学院卒業。ソニー株式会社に入社し、カメラやネットワークサービスに関する特許業務に従事。2017年より知的財産インキュベーション部にて、社外との協業プロジェクトや、ブロックチェーン技術を中心とした社内の知財創出・新規事業開発を担当。

  • 高橋 恒樹 氏

    ソニー・グローバルエデュケーション
    未来教育事業部 ブロックチェーンプロジェクトリーダー

    高橋 恒樹 氏

    慶應義塾大学卒業。ソニー株式会社に入社し、クラウド開発・運用を担当。株式会社ソニー・グローバルエデュケーションにて、ロボット・プログラミング学習キット「KOOV」など主要サービスのクラウド基盤構築・運用に従事。2017年より教育領域へのブロックチェーン技術適用に携わる。

昼食休憩(お弁当を用意します)

ブロックチェーン時代の貿易物流(仮)

最近、ブロックチェーン技術は、あらゆる業界で活用が拡大しています。セキュリティと可視性が高く、低コストで効率の良いこの技術は、海運業界が抱えていた課題の解決手段を提供しています。世界最大の海運企業であるマースクラインとIT大手のIBMは、ブロックチェーンをベースとしたグローバルなサプライチェーンプラットフォーム「TradeLens(トレードレンズ)」を共同開発し、2018年12月に商用サービスを開始しました。このプラットフォームは、非金融領域におけるブロックチェーン活用の先行事例として、注目を集めています。その詳細について、ご紹介いたします。

  • 平田 燕奈 氏

    A.P.MOLLER-MAERSK
    TradeLensアジアコマーシャルマネージャー

    平田 燕奈 氏

    中国東北財経大学卒業。神戸大学経営学研究科博士後期課程修了。A.P.Moller‐Maersk TradeLensアジアコマーシャルマネージャー。経営学博士。1998年、A.P.Moller‐Maersk Groupに入社。カスタマーサービス、営業、航路管理、マーケティング、Eコマース部門において管理職を歴任。NACCS業務やブッキング業務など、数々の業務電子化推進プロジェクトを成功に導く。2018年5月より、Maersk社とIBM社の協業ユニットであるTradeLensにおいて、ブロックチェーン物流プラットホームの開発推進に従事。2018年10月、「e-Shipping―外航海運業務の電子化」(海文堂、平田燕奈著、森隆行監修)出版。

「LINE Token Economy」が目指すユーザーとの共創関係

LINEは2018年夏、独自に開発したブロックチェーン技術を活用した「LINE Token Economy」構想を発表いたしました。これは、サービス提供者とユーザーの関係をよりフラットにし、ともに成長していくことができる共創関係の構築を目指すものです。

インターネットの時代になり、ユーザーは様々なインターネットサービスを通じて情報やコンテンツを無料で受け取ることができるようになりました。同時にユーザーは、ソーシャルメディアやレビューサイトなどにおいて積極的にコンテンツを生み出す生産者となり、サービスの発展や成長に大きく貢献をしていますが、そういった貢献に対し、現状では適切な還元ができている事例は多くありません。

LINEは、独自に開発したブロックチェーンネットワーク「LINK Chain」を基盤とし、ユーザーがインセンティブを得ることができる「LINKエコシステム」を公開いたしました。

LINEはこれまで、「コミュニケーション」と「テクノロジー」を軸にパラダイムシフトに乗り、AIやFintechなどの領域をはじめ、ユーザーに「WOW」を体験していただくため、常に挑戦を続けてきました。

本セッションでは、LINEがブロックチェーンを通して新しくユーザーに届けたい価値についてお伝えさせていただきます。

  • 砂金 信一郎 氏

    LINE
    Developer Relations Team マネージャー プラットフォームエバンジェリスト

    砂金 信一郎 氏

    東工大卒業後日本オラクル在籍時にERP導入プロジェクト多数と新規事業開発を担当。その後、ローランド・ベルガーで戦略コンサルタント、マザーズに上場したリアルコムで製品マーケティング責任者を経験。さらに、クラウド黎明期からマイクロソフトのエバンジェリストとして「Microsoft Azure」の技術啓蒙やスタートアップ企業支援を推進した後、現職。LINEのスマートポータル戦略実現に向けて、ライフスタイル変革をもたらすブロックチェーンやAI、チャットボットなどの技術を当たり前のものとして普及させることで、企業や社会と個人の距離を縮めるビジネスプラットフォーム全般の啓蒙活動を担当。技術とビジネスの両面から、出資先を含む多くのパートナー企業とともにAIやブロックチェーンを活用した新規サービスの立ち上げを支援している。

電力業界におけるブロックチェーン技術の活用と中部電力の取り組み

中部電力では、変わらぬ使命の完遂と新たな価値を創出すべく目標にチャレンジしており、技術開発部門においてはIoT(インターネット・オブ・シングズ)、AI(人工知能)、ブロックチェーンなどをイノベーションに不可欠な技術と位置づけ、国内外のスタートアップ企業との連携を強めている。

本セッションでは、電力分野におけるブロックチェーン技術の活用を中心に、中部電力のブロックチェーンやスマートメーターデータの活用事例を紹介する。今後の進展が注目される電力の個人間の取引の課題やプラットフォームの開発状況などについて解説する。

  • 市川 英弘 氏

    中部電力
    技術開発本部技術企画室企画グループ 課長・ 兼 技術革新推進ユニットリーダー

    市川 英弘 氏

    1993年、芝浦工業大学大学院電気工学専攻修了。同年中部電力株式会社工務部入社。2011年、一般社団法人海外電力調査会出向。2014年、中部電力技術開発本部研究企画グループ課長。2018年に現職、現在に至る。専門分野は「送変電設備・系統計画、国内外の技術調査および評価」「スマートメータデータを用いたディスアグリゲーション」「ブロックチェーン技術を用いたEVチャージシステム」「電力P2P取引プラットフォーム」など。

通信キャリア・ブロックチェーン・コンソーシアムが目指す決済プラットフォーム

ソフトバンクは、海外の通信キャリアと共に、ブロックチェーン・コンソーシアム「CBSG」を立ち上げ、グローバル規模の新しいプラットフォーム構築を目指しています。

本セッションでは、この領域でのブロックチェーンの特質、金融システムにおける分散台帳の位置付け、仮想通貨との違い、銀行業界と通信事業者の違い、システム設計上の考慮ポイントなどを一つ一つ解説しながら、コンソーシアムが注力する技術・ビジネス領域や、今後のビジョンについてお話します。

※ CBSG=キャリア・ブロックチェーン・スタディー・グループ

  • 福泉 武史 氏

    ソフトバンク株式会社
    技術戦略統括 技術管理本部 FinTech & Innovation室 室長

    福泉 武史 氏

    2004年ソフトバンクBB株式会社に入社。以降、ソフトバンクグループにおける多くの新規事業立ち上げに関わる。技術部門の立場で、最新技術を踏まえた新しい事業・サービスを創造する活動に従事。Cloud Computing、FinTech、BlockChain、Bigdata、eKYC、WebRTC、Business Communication、Enterprise SNS、Search Engine、暗号化技術などのIT分野のリサーチと商用利用を推進している。

  • ※プログラム内容・講師は予告なく変更になることがあります。予めご了承ください。
  • ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきます。お早めにお申し込みください。なお、最少開催人数(50名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。
  • ※会場までの交通費や宿泊費は、受講される方のご負担となります。また、お子さま連れでのご参加はご遠慮ください。