技術の祭典 テクノロジーNEXT 2019

  • 27C 新材料×新ビジネス
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次世代材料でビジネスチャンスをつかむ 自動車、インフラ、産業機器の作り方/売り方改革とSDGs達成の両立も

SDGsの達成とビジネスモデルの刷新は今や、多くの企業が掲げる経営課題だ。実は、日本発の次世代材料は、この難題の両立に大きな役割を果たす。例えば、自ら傷を修復する自己治癒材料は大幅なCO2削減などをもたらす一方で、材料ビジネスを大きく変える可能性を秘める。CNFは森林資源や農業廃棄物を原料としながら、自動車などの軽量化材料の勢力図を一新するかもしれない。リグニンも国内の豊富な木材資源の有効活用をしながら、高い耐熱性や機密性を武器に電子部品分野などに新風を吹き込む。本セッションでは、日本が描く材料戦略をつまびらかにしながら、SDGs達成にも貢献する次世代材料がもたらす産業の未来像とビジネスチャンスを解説する。

開催概要

開催日時 2019年5月27日(月) 9:30~17:20(開場 9:00予定)
会 場 ホテル雅叙園東京(東京・目黒)
東京都目黒区下目黒1-8-1 MAP ↗

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プログラム

SDGsが引き起こす材料革命

SDGs対応を、材料革命によってビジネスチャンスに変えよう――。実は、SDGsの達成と新事業創出は表裏一体の関係にある。例えばSDGs14「海の豊かさを守ろう」の達成は、海洋プラスチック問題を解決する新事業の創出に結び付く。日本発の革新材料を軸に、SDGsの達成と新事業創出を両立する事例を紹介する。

  • 日経BP総研
    所長

    安達 功

日本の科学技術政策の中における材料戦略と新産業創出

日本の科学技術政策の中において、とりわけ材料は重要な位置を占める。本講演では、材料の政策的位置付けを示しながら、日本の材料研究の中枢である物質・材料研究機構の事例を中心に、次世代材料と産業創出の今後の展開を語る。

  • 橋本 和仁 氏

    国立研究開発法人物質・材料研究機構
    理事長

    橋本 和仁 氏

    1980年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了、1985年理学博士。東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻教授を経て、2016年より国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)理事長。日本学術会議会員。総合科学技術・イノベーション会議(内閣府)議員。専門分野では、光触媒、微生物電気化学、人工光合成など、エネルギー、環境化学分野の研究で世界的な成果を挙げている。2004年内閣総理大臣賞、2006年恩賜発明賞、2012年日本化学会賞、2017年Heinz Gerischer賞、など受賞多数。

夢の自己修復材料がものづくり・サービス・ビジネスを刷新する

傷を自発的に補修できる自己修復材料の最新動向と、これらの技術が間もなく産業や生活にもたらすインパクトを詳説する。航空機や自動車といった機械から、インフラ、日用品に至るまで、その巨大な可能性を自己修復材料の国際規格化などに向けて奔走する研究者が語り尽くす。

  • 中尾 航 氏

    横浜国立大学
    教授

    中尾 航 氏

    1974年東京生まれ。2003年東京工業大学大学院博士課程修了。2003年横浜国立大学大学院工学研究院助手。2007年横浜国立大学学際プロジェクト研究センター特任教員(助教)。2011年から横浜国立大学大学院工学研究院准教授。2017年から現職。自己治癒材料を始めとした稼働中に化学反応を機能とするインテリジェント材料の開発、分析に従事。

昼食休憩(お弁当を用意します)

木で自動車を作る、工業製品で実用段階に入るCNF

環境省が主導しているナノセルロースビークルプロジェクトのプロジェクトリーダーを務める複合材料のプロフェッショナルが、CNFを多用するクルマ作りの裏側を紹介する。クルマ作りを通して、CNFが持つ巨大な可能性が見えてくる。

  • 臼杵 有光 氏

    京都大学生存圏研究所
    特任教授

    臼杵 有光 氏

    1955年愛知県生まれ。1980年名古屋大学大学院修士課程修了。1980年(株)豊田中央研究所へ入社。1997年名古屋大学より工学博士号取得。材料分野長、取締役など歴任。自動車用高分子材料の開発などの研究開発に携わってきた。2016年より京都大学特任教授に就任。

新規市場を切り開くリグニン系材料の最前線

国内最大量のバイオマスであるスギを中心とした木材成分を工業材料に利用する機運が高まっている。日本発の新素材である「改質リグニン」を巡る最新の開発動向を、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の「次世代農林水産業創造技術」でSIPリグニンを率いたキーパーソンが語る。

  • 山田 竜彦 氏

    森林研究・整備機構 森林総合研究所
    新素材研究拠点長

    山田 竜彦 氏

    1991年に筑波大学を卒業、98年に東京大学大学院農学生命科学研究科の博士過程修了。2003~05年にノースカロライナ州立大学の研究員、07~08年に農林水産省の研究調査官、研究専門官をそれぞれ務める。09年に森林総合研究所のマテリアル化学チーム長、14年に同研究所木材化学研究室長に就任。13年から筑波大学連携大学院教授を兼任。現在は同研究所新素材研究拠点長。14年秋から「SIPリグニン」を立ち上げ、研究代表として活動。現在はリグニンネットワークの代表として技術の普及を進めている。

経験則は限界に。MIが材料探索を効率化する

これまで経験や勘に頼ってきた材料探索の分野にも、データマイニングやAI技術を適用した「MI(マテリアル・インフォマティクス)」の波が押し寄せてきた。富士通は既に、高イオン伝導率を持つ全固体リチウムイオン電池用固体電解質の開発にMIを適用し、材料探索の効率化を実証している。本講演では、MIによる開発事例を紹介しながら、その大いなる可能性について語る。

  • 萩原 稔 氏

    富士通
    テクニカルコンピューティングソリューション事業本部 TCフロンティアセンター シニアマネージャー

    萩原 稔 氏

    1964年広島生まれ。1987年高知大学理学部化学科卒。同年富士通入社。入社以来、基礎研究領域のシステム開発に従事し、バイオインフォマティクス、ケムインフォマティクスシステムの開発・サポートを担当。2016年ごろより、AIによる創薬・材料探索システムの開発・サポートに携わり、現在はMIシステム企画をメインに活動している。

名刺交換会

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