技術の祭典 テクノロジーNEXT 2019

  • 27A デジタル×人間
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VR、BMI、ロボティクス、遠隔存在… 人間の能力拡張が生む業務改革 Google、Facebookがインターネットの次を睨んだ投資に踏み切る訳

 AI(人工知能)、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、ロボティクス、脳とコンピューターをつなぐBMI(ブレイン・マシン・インターフェース)、遠隔のものを近くに感じて操作できるテレイグジスタンス(遠隔存在)……、これら次世代の技術開発はすべて、人間の能力を拡張する目的です。

 今のAIや、VR、ARが人の「認知」や「知覚」能力を拡張しているとすれば、パワードスーツなどのロボティクスは人の「身体能力」を、テレイグジスタンスは人の「存在」を拡張しています。AIなどの新技術が人の仕事を奪うのではなく、技術で能力を拡張した人が新たな働き方、楽しみ方を手に入れる未来は目前であり、新たな産業が生まれることが期待されています。

 本セミナーは「デジタル×人間で制約を乗り越える」をテーマに、そもそも人間拡張とは、要素技術の最先端動向、人間拡張技術の応用例、グローバルITプラットフォーマーの動向までを一気に知る非常に貴重な機会となります。

開催概要

開催日時 2019年5月27日(月) 9:30~17:00(開場 9:00予定)
会 場 ホテル雅叙園東京(東京・目黒)
東京都目黒区下目黒1-8-1 MAP ↗

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※同じ日程のトラックは同時進行で開催しますので、
同じ日に複数のトラックに参加することはできません。あらかじめご了承ください。

プログラム

■人間拡張パネルディスカッション
「最新技術で挑む“ヒト”の拡張、身体能力はどこまで高められるか」

デジタルテクノロジーを中心とする技術の進歩により、より効率的で便利、かつ安心できる社会が実現可能になろうとしています。それは、私たち人間がこれまで受け入れざるを得ないと考えてきた様々な制約を乗り越えることでもあります。例えば自身がその場にいなくてもリモートで様々なことを体験したり、遠隔操作によってモノを制御したりといった具合です。時間や場所の制約を乗り越え、新しい価値・体験を手に入れられるわけです。本セッションでは、異なる立場からヒトの能力拡張に挑んでいる方々をパネリストに迎え、その取り組みと狙いから、これからやってくる未来の社会についてディスカッションします。

《パネリスト》

  • 宇宙航空研究開発機構
    新事業促進部長

    岩本 裕之 氏

    1991年JAXAの前身である宇宙開発事業団(NASDA)入社。宇宙ステーション計画における民間利用の推進、ロケットの民間移管、パリ駐在員、宇宙教育、宇宙産業強化・宇宙利用拡大、衛星データ利用推進、ワシントン事務所長などの業務を経験。2018年7月より現職。

  • 元プロ陸上選手
    Deportare Partners 代表

    為末 大 氏

  • 産業技術総合研究所
    人間拡張研究センター 研究センター長

    持丸 正明 氏

《モデレーター》

  • 日経BP
    技術メディア局長

    河井 保博

人に寄り添い、人を高める技術––人間拡張技術による生活知識産業の創出

ウェアラブルセンシング、ロボット、AI、ヒューマンインタラクションなどの技術を統合し、人に寄り添い人を高める技術–人間拡張技術が注目されています。人間拡張は人の行動を変え、また、人の身体機能そのものも増強しうる可能性を秘めています。この技術によって生み出される生活イノベーションと、そこで蓄積されたデータに基づく新しい生活知識産業の創出について、具体的な事例を交えて講演します。

  • 持丸 正明 氏

    産業技術総合研究所
    人間拡張研究センター 研究センター長

    持丸 正明 氏

    1993年、慶應義塾大学大学院博士課程 生体医工学専攻修了。博士(工学)。同年、工業技術院生命工学工業技術研究所 入所。2001年、改組により、産業技術総合研究所 デジタルヒューマン研究ラボ 副ラボ長。2018年より、人間拡張研究センター センター長(現職)。専門は人間工学、バイオメカニクス、サービス工学。2008-2016年、ISO TC159/SC3国際議長。2014年より、消費者安全調査委員会・委員長代理。

脳科学と人工知能の融合が拓く『オープン・ブレイン・イノベーション』

脳科学と人工知能の融合により、新しい情報革命が起こりつつある。Industry4.0、Society5.0等が目指すAI、IoT、IoH等を活用した社会インフラの最適化とは、一人ひとりの人間に対する最適化を目指すものであり、そのためには人の脳を知ることが必須である。一人ひとりの脳を知り、脳に聞き、脳を満足させる社会・産業が、今、求められている。本講演では既に始まっている未来の一端をご紹介する。

  • 萩原 一平 氏

    NTTデータ経営研究所
    エグゼクティブ・オフィサー

    萩原 一平 氏

    早稲田大学理工学部電気工学科卒業、プリンストン大学大学院電気工学・コンピュータサイエンス(MSE)修了。大手電機メーカー、シンクタンクを経て現職。専門分野は、ニューロコンサルティング、新規事業化支援、マーケティング戦略、環境分野、地域経営等。横浜国立大学大学院環境情報学府客員教授。大阪大学招へい教授。主な著書に「ビジネスに活かす脳科学」、「脳科学がビジネスを変える」(ともに日本経済新聞出版社)等

昼食休憩(お弁当を用意します)

POWERED LIFE:~ 人が"健康で長く生きられる"ために必要なこと ~

何らかの機能が低下したり失われたとき、ひとはその生活の質を低下させざるを得ない。補償すべき機能を特定し、その改善を実現しなくてはならない。スポーツ品は元来人間の持つ能力を最大化するために使われるものである。その開発技術を人間の機能補償に応用し人々の生活の質の向上に役立てたいと考えている。

  • 金子 靖仙 氏

    ミズノ
    研究開発部 部長

    金子 靖仙 氏

    1987年筑波大学大学院修士課程修了。同年ミズノ株式会社入社。入社以来、生体力学的視点からスポーツシューズを始めとした高機能スポーツ品の開発に従事。多くのアスリートの国際競技会でのメダル獲得に貢献した。近年は少子高齢化といった社会課題解決に軸足を置いた研究開発を推進中。

豊かな現実をつくる──VRの今と未来

テクノロジーによって、現実空間を様々な形で修飾し操作することが可能になってきた。しかしどのような情報をどのように与えることで、心地よい情報空間を作ることが可能なのだろうか?我々の現実を豊かにする方法について考える。

  • 藤井 直敬 氏

    デジタルハリウッド大学大学院 教授/医学博士/ハコスコ代表取締役

    藤井 直敬 氏

    1965(昭和40)年広島生れ。東北大学医学部卒業。同大大学院にて博士号取得。1998(平成10)年よりマサチューセッツ工科大学(MIT)、McGovern Instituteにて研究員。2004年より理化学研究所脳科学総合研究センター象徴概念発達研究チーム副チームリーダー。2008年より同センター適応知性研究チーム・チームリーダー。2014年株式会社ハコスコを起業。主要研究テーマは、適応知性および社会的脳機能解明。主な著書に、『つながる脳』『ソーシャルブレインズ入門』『拡張する脳』など。

脳内情報表現の解明とその応用可能性

私たちの日常は視聴覚入力を代表とした膨大な情報を処理する高度な脳機能によって支えられている。近年の脳計測技術および機械学習・人工知能技術の発展により、自然で複雑な日常を支える脳情報表現の理解を目指す研究が進んでいる。また多様な知覚・認知条件下における脳表現空間の解明による、高効率な脳・機械インターフェースの構築が期待されている。本講演では、脳情報の理解と応用に関する研究と議論を紹介する。

  • 西本 伸志 氏

    情報通信研究機構CiNet 主任研究員/大阪大学大学院医学系研究科/生命機能研究科 招へい教授

    西本 伸志 氏

    大阪大学基礎工学部生物工学コース飛び級中退、大阪大学大学院基礎工学研究科博士後期課程修了。博士(理学)。カリフォルニア大学バークレー校にて博士研究員、アソシエートスペシャリストとして勤務後、情報通信研究機構にて現職。専門分野は神経生理学/システム神経科学。脳情報表現の定量的理解とその応用に関する研究に従事。2011年Time誌が選ぶ発明ベスト50、2017年市村学術賞など受賞

テレイグジスタンスにより肉体を拡張し、AIを制御する世界

Telexistence社は、ロボティクス、通信、VR、触覚提示、AIなどさまざまなテクノロジーを駆使し、人間の意識、技能、存在感を光の速さで伝送する、遠隔存在という世界の構築を目指している。また、ロボットの遠隔制御の先には、模倣学習という機械学習の一分野と組み合わせ、人間の動作を学習することで、産業用ロボットの省人化、無人化とは異なるアプローチで、人手不足や労働力の偏在という社会課題の解決に取り組んでいる。本講演では、世界的にも見ても珍しい技術の最新状況、そしてそれらをどう現実世界に実装し、事業化に取り組んでいるのかを紹介する。

  • 富岡 仁 氏

    Telexistence
    代表取締役CEO

    富岡 仁 氏

    スタンフォード大学経営大学院修士。2004年に三菱商事入社、海外の風力や太陽光などの電力資産の投資業務に従事。2016年にジョン・ルース元駐日大使らとシリコンバレーのグロースキャピタルファンド「Geodesic Capital」を組成し、SnapchatやUber、airbnbなどへの投資を実行。

テクノロジーNEXT【サイバニクス】:〜 人間の機能を改善・再生・拡張する革新的サイバニクス技術 〜

人とサイバー空間とフィジカル空間をつなぐ「サイバニクス技術」は、新産業「サイバニクス産業」を創り出すNEXTテクノロジーとして姿を表し始めた。脳・神経科学・行動科学・ロボット工学・IT・人工知能・倫理・法律・経済などで構成されるこの新領域は、脳神経からスパコンまでを繋ぐ革新的サイバニックシステムとして人間の機能を改善・拡張・再生させてゆく。

  • 山海 嘉之 氏

    CYBERDYNE 代表取締役社長/ CEO / 筑波大学システム情報系 教授 / 筑波大学サイバニクス研究センター 研究統括

    山海 嘉之 氏

    1987年筑波大学大学院修了。工学博士。人・ロボット・情報系が融合複合した新領域【サイバニクス】を創成し、世界初のサイボーグ型ロボットHALを開発。 2004年、未来開拓型企業「CYBERDYNE」を設立し、世界初のロボット治療機器「医療用HAL」が日米欧で医療機器承認を取得するなど、イノベーションを起こしながら世界規模で事業を展開している。

人間拡張技術はいかにビジネスに応用できるか、その可能性を読み解く

世界のリーディング企業が投資を急ぐ人間拡張技術は、ビジネスにいかに応用できるのか。グローバルITプラットフォーマーの動向も踏まえて、その可能性を、デジタル・イノベーション戦略などの支援を手掛けるEYジャパンの園田展人氏、ベストセラー書籍『起業の科学』著者である田所雅之氏の対談を通じて解き明かす。

  • 園田 展人 氏

    EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング アソシエートパートナー

    園田 展人 氏

    キヤノン、日本総合研究所を経て、現職。大手企業に対して、「デジタル戦略」「新規事業テーマ創造・開発」「技術戦略・イノベーション」「AI/IoT 導入」「CVC設立・運営」などの支援を手掛ける。また、政府機関に対して、科学技術政策・産業政策の提言を行う。主要著書に、『人工知能の未来』『IoT の未来』『ロボットの未来』『モビリティの未来』『人工知能ビジネス』『自動運転ビジネス』『VR・AR・MR ビジネス最前線』(すべて日経BP)がある。

  • 田所 雅之 氏

    ベーシック チーフストラテジーオフィサー /ユニコーンファーム CEO

    田所 雅之 氏

    これまで日本と米国シリコンバレーで合計5社を起業してきたシリアルアントレプレナー。米国シリコンバレーのベンチャーキャピタル のベンチャーパートナーを務めた。現在は、国内外のスタートアップ数社の戦略アドバイザーやボードメンバーを務める。また日本最大級のウェブマーケティング会社 BasicのChief Strategic Officerを務める。世界で累計7万シェアされたスライド "Startup Science"、発売後、3部門(経営、起業、イノベーション)で67週連続ベストセラー1位になった書籍 “起業の科学 スタートアップサイエンス“の著者である。

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