テクノロジーNEXT 2018 14CIT×製造・建設 “コンピュテーショナル・デザイン”

14CIT×製造・建設 “コンピュテーショナル・デザイン” 2018年6月14日(木) 10:00~17:10

設計革命、人間の設計を超えるコンピュテーショナルデザイントポロジー最適化、形状合成、機械学習が牽引

 設計者が要求仕様を指定すると、それを満たす設計案をコンピューターが自動的に考える「コンピュテーショナルデザイン」の活用が始まっている。機械設計や建築設計の領域において設計初期のアイデア出しに加えて、製品の軽量化や工数削減の提案にも使われる。中核となる技術は、力のかかる部分に重点的に材料を配分する「トポロジー最適化」、数学的に形状を作り出す「形状合成」、生成した多数の設計案から最適なものを選ぶ「機械学習」など。さらに、発達著しいロボットや3Dプリンターが、コンピューターが生み出した複雑な形状を効率的に形にする。コンピューターの生み出す設計案は強度や安全性が最初から計算されたものであり、さらに囲碁や将棋でのコンピューター利用のように、先入観に囚われないさまざまな可能性の網羅的な検討が可能なため、人間の設計者よりも優れた設計案を得られるのではないか、との期待がある。このようなコンピュテーショナルデザインの取り組みを進める企業から講師を招き、最新の状況を明らかにする。

開催概要

開催日時 2018年6月14日(木) 10:00~17:10(開場 9:30予定)
会場 ベルサール御成門タワー(東京・御成門)
東京都港区芝公園1-1-1 MAP ↗

プログラム

10:00 - 12:00

ロボットとコンピュテーショナル・デザインによる設計・製造改革

講師が自ら手掛けたコンピュテーショナルデザインの様々な事例から、その可能性を明らかにする。紹介する主な事例は、釜石市民ホールの音響最適化やロボットによる木材や金属の加工技術、多品種少量生産を実現した自律制御ロボットによるLIXILのセラミックキッチンの面取加工、清水建設の作業ロボットによる自動施工への動向など、最先端の取り組みを紹介する。

竹中 司 氏

アンズスタジオ
代表
竹中 司

プロフィール
1971年生まれ。武蔵野美術大学建築学科修士課程修了後、同大学助手、講師を経て、2005-2008年、ブリティッシュコロンビア大学建築学科大学院客員講師。現在、慶応義塾大学及び東京藝術大学 講師(非常勤)。2009年、世界に先駆けてコンピュテーショナル・デザインのスタジオ「アンズスタジオ」を岡部文と共同設立。2016年、ロボットを活用した実践的な生産・施工技術を開発する「株式会社アットロボティクス」を設立。コンピューターとロボットを自由に且つ繊細に扱いながら、手の仕事を越えた新しい時代の「豊かさ」を創造する活動を続けている。
13:00 - 13:50

金属積層造形の長所を引き出すトポロジー最適化

金属積層造形では従来の加工法では造れないような形状部品を製作できる。この長所を利用し、金属技研株式会社では軽量化に優れるなどした部品を顧客に提案している。

増尾 大慈 氏

金属技研
技術本部テクニカルセンター主務
増尾 大慈

プロフィール
2007年に金属技研株式会社に入社し、金属の熱処理や真空ろう付、拡散接合を使用した部品製作に携わる。2013年からは現テクニカルセンターにて金属積層造形受託事業の立ち上げに着手し、現在は顧客の要望をもとに造形メリットが得られる形状提案や品質管理方法の提案、積層造形による量産部品製作の立上げを受託造形サービスでサポートしている。
14:05 - 14:55

シートの座り心地設計への深層学習の応用

日本発条(ニッパツ)では、人間の感性による評価に頼ってきたシートの座り心地の評価に、深層学習技術を応用する研究を進めている。シートに人が座ったときに座面や背もたれに生じる体圧の分布を画像としてニューラルネットワークに認識させ学習させることで、人による評価と90%程度一致する結果が得られた。今後のシート設計への応用を目指す。

加藤 和人 氏

日本発条(ニッパツ)
シート生産本部開発部主管
加藤 和人

プロフィール
自動車会社の研究所及び先行開発部署にて約22年間、人体振動及び乗心地、シート快適性、運転疲労、HMI等の研究開発に従事。2011年より日本発条(株)シート生産本部開発部にて、シート快適性の基盤技術開発を担当。静的座り心地、振動乗心地、温熱快適性などの定量評価法やモデル化、シミュレーションによる快適性能予測技術の研究開発に従事。認定人間工学専門家(CPE)
15:15 - 16:05

コンプレッサーの完全自動設計システム

エリオットグループは、受注設計生産のターボ機械の3Dモデルを仕様から自動生成するシステムを開発した。3Dモデルの作成過程に人手による操作を伴わない。同社は既に、3D-CADにより一部の部品について仕様から3Dモデルを自動生成するシステムを実用化していた。これを発展させることで、コンプレッサー全体のモデル自動生成を可能にした。

柏井 正裕 氏

エリオットグループ
生産・調達統括部生産技術部部長
柏井 正裕

プロフィール
産業用送風機メーカー、舶用コントロールメーカー、直動部品メーカーを経て2006年より現職、詳細設計、設計革新業務を経て現在生産技術部長。その間、3D設計運用プロジェクト、PLM導入プロジェクト、ERP導入プロジェクトに携わる。
16:20 - 17:10

「インフォマティクス・ベースド・デザイン」
~進化計算と機械学習によるタイヤとゴムの設計

横浜ゴムは、転がり抵抗が少ない一方で操縦安定性に優れるなど、複数の性能を同時に満たす設計案をコンピューター・シミュレーションで探索する試みを続けている。このほど、機械学習の応用によって、従来にない設計上の知見を得る方法論を確立した。

小石 正隆 氏

横浜ゴム
理事、研究本部小石研究室 研究室長
小石 正隆

プロフィール
1985年 横浜ゴム株式会社入社、2007年 同社CAE研究室研究室長、2011年 同社小石研究室研究室長、2014年 同社理事、小石研究室研究室長、現在に至る。博士(工学)。入社以来、タイヤと、ゴム材料等の不均質材料を対象とした計算科学とデータ科学に関する研究開発に従事。日本機械学会:フェロー、92期計算力学部門 部門長。関東CAE懇話会:会長。
  • ※途中、休憩が入ります。
  • ※講演時刻等、随時更新いたします。また、プログラムは変更になる場合があります。あらかじめご了承願います。

お申し込み

受講料:49,800円(税込)

注意事項

※昼食付きです。
※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。

■受講料のお支払い:
お支払い方法が「請求書」の方には、後日、受講券・請求書をご郵送いたします。
ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますので、あらかじめご了承ください。
クレジットカード支払いの方には、後日、受講券をご郵送いたします。

■お申し込み後のキャンセルおよび欠席など:
お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
会場までの交通費や宿泊費は、受講される方のご負担となります。講師等の急病、天災その他の不可抗力、その他やむを得ない事情により、中止する場合があります。この場合、受講料は返金いたします。

■最少開催人員:
50名。参加申込人数が最少開催人員に達しない場合は、開催を中止させていただくことがあります。