AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)、自動運転など、ITの進化が止まらない。しかし、その一方で、それらを支えるソフトウエアやコンテンツを開発するIT人材が日本では著しく不足している。今後のデジタル変革(デジタルトランスフォーメーション=DX)を乗り切るためには、IT人材の育成が急務となっている。

 それではIT人材を育成する教育機関では、どのようなPCが求められるのか。ソフトウエアやコンテンツの開発を効率的に習得するためには、やはり高性能なPCが求められる実際の教育現場では、どのようなPCを活用して未来を担う人材を育てているのか。新潟県新潟市にある新潟コンピュータ専門学校を訪ねた。

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 新潟コンピュータ専門学校は、情報システム科のほか、CG・Webクリエーター科、ゲームクリエーター科、AIシステム科、eスポーツ科(2020年春新設)など、最新ITを教える11学科34コースを備える総合コンピュータ専門学校。IT業界やゲーム業界に数多くの人材を送り込んでいる。

 その実力は、関連コンテストで入賞者を輩出していることからも折り紙付きだ。東京ゲームショウ(TGS)には19年連続でブースを出展し、学生が作成した作品を展示している。2018年にはプロなども参加してゲームの企画力を競うイベント「センス・オブ・ワンダーナイト」で、同校の学生が学生初のベスト8に選出された。そのほか、経済産業省主催の「U-22プログラミング・コンテスト」では最高賞の経済産業大臣賞、日本ゲーム大賞ではアマチュア部門大賞の受賞経験がある。

 新潟コンピュータ専門学校の統括学科長である増田量滋氏はこう語る。「当校では担任制を採用し、学業から就職まで一貫してサポートしています。退学率は業界平均を大きく下回る1~2%で推移し、就職率は100%。IT業界やゲーム業界などの関連企業への専門就職率は約85%です。このような数字を維持するには、日々進化する最新技術にいち早く対応し、学科やカリキュラムに反映させなければいけません。そこで当校ではAI、セキュリティ、ロボット、eスポーツ、Vチューバーなどに対応したコースを用意しています。最近では3次元(3D)CGやVRコンテンツを制作することが増えています。このため、教育現場には高性能なCPUやグラフィックスを備えた最新型のPCが必要です」

新潟コンピュータ専門学校 統括学科長の増田量滋氏
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